「エッチな動画と音声、買いませんか?」
高校1年の男子生徒はオンラインカジノで使う金欲しさに、20歳の女子大生に成り済まし、スケベな男性30人以上から500万円以上をせしめていた。
30代男性から電子マネーなどをだまし取ったとして、警視庁少年事件課は10日までに仙台市の男子生徒(15)を詐欺の疑いで再逮捕した。
■オンカジ資金稼ぎ目的
男子生徒は中学1年の時、ゲームアプリのアカウント欲しさにオンカジに手を出した。
「もともとゲームアプリに夢中になっていたが、より有利な条件でプレーするため、SNS上で販売されていた強力なアプリアカウントを購入したいと考えた。そのアカウントは高額だったため、大金を稼ごうとしてオンカジを始めた。そのうちオンカジにどっぷりハマり、ゲームアプリはどうでもよくなった。オンカジに賭ける金欲しさに、ロマンス詐欺に手を染めるようになったのです」(捜査事情通)
男子生徒はネット上で「稼げるマニュアル」を500円ポッキリで手に入れると、早速、アダルト動画投稿サイトにアクセスし、女子大生のふりをして30代男性と知り合った。
マニュアルには「エッチな動画を送って、それを買ってくれる男性をだますのが一番手っ取り早い」といったノウハウが記載されていた。
「男子生徒は実際、ネット上で拾ったエロ画像を送って、被害男性に自分が女子大生だと信じ込ませた。ただ画像を送ったのは最初の数回だけで途中からはメッセージのみのやりとりに。被害男性は女子大生に金を工面しているという認識だった。貸しをつくっておけば、いつか『おいしい思い』ができるのではないかと淡い期待を抱いていたようです」(前出の捜査事情通)
男子生徒は女子大生を装い、「お金を返す気はあります。返済する気持ちはあるのですが、友人からお金を借りることで返したい。友人にお金を借りるには信用金が必要なのです、信用金のためのお金をください」と要求。
調べに対し、男子生徒は「オンラインカジノを続けるためにたくさんのお金が欲しかった」と供述しているという。
男子生徒は同様の手口で中学1年から「ロマンス詐欺」を始め、ネットの掲示板で次から次へとスケベな男たちを見つけオンカジ資金を用立てていた。まだまだ被害総額はハネ上がりそうだ。
中学生が違法ギャンブル依存症になり、ロマンス詐欺で運転資金を調達、それにまんまとひっかかるスケベ男性が続出とは、恐ろしい時代になった。