11月20日放送の「秋山ロケの地図」(テレビ東京系)が話題になっていた。お笑いトリオ「ロバート」秋山竜次(47)がMCの旅バラエティー番組で、この日はスペシャルゲストとして、あの木村拓哉(53=写真)が出演。

キムタクがテレ東のバラエティーにピンで出るのは初めてとあって、放送前から注目されていた。


「ロケ先は千葉の九十九里。木村さんが現れると、秋山さんも『マジでやばいっすよ! 本物ですよ。この番組来るわけないもん』なんてはしゃいでいましたが、気持ちは分かります。ロケ先の九十九里の人たちも『知らない』なんて珍しい人もいましたけど、それはご愛敬。年齢を問わず『うわ、キムタクだ!』って感じでウエルカムでしたし、変わらぬイケオジぶり、芸能人にとってもスターという木村さんのスペシャル感は半端ない」(テレ東関係者)


 その木村、11月21日公開の映画「TOKYOタクシー」で、倍賞千恵子(84)とダブル主演。“重鎮の中の重鎮”山田洋次監督(94)作品とあって、このところ、あれこれ宣伝に走り回っていたが、「秋山ロケの地図」出演も《どうしてかキムタクだけは別格なんだよな。オーラなのか存在感なのか。最近は人間力なんだと思うようになった》などと好評だった。


 「TOKYOタクシー」の原作は、2023年公開のフランス映画「パリタクシー」。終活に向かうマダムを乗せたタクシー運転手が、彼女の人生をめぐるパリ横断の旅に巻き込まれていく姿を描いたヒューマンドラマで、そのプロットを生かした“東京版”というわけ。


 レビューサイトFilmarksでの「パリタクシー」の評価は5点満点で3.9(11月21日現在)と、まずまず高評価で、早くも《「TOKYOタクシー」が公開されるということで(配信で)鑑賞》なんてレビューも。

キムタク効果はオリジナル版にも及んでいるようだが、一方で《さて、キムタク×倍賞千恵子はどうだろう》なんてクールな見方もちらほらある。


 それでなくともキムタクの主演映画は越えるべき“ハードル”が高い。2024年末公開の「クランメゾン・パリ」は興行収入42億円超えだった。


「木村さんは期待値が高いですからね。『TOKYOタクシー』のFilmarksでの評価も3.8と滑り出しは好調ですが、最初はファンによる“上積み”もあるでしょう。そもそもオリジナル版のタクシー運転手は金なし、休みなし、免停寸前と人生最大の危機を迎えた、人生に疲れ切った無精ひげの中年男なのに、木村さんはあまりにもイケオジすぎ。原作と比較して《キムタクはおとなしかった》なんてツッコミもすでに入っていますし、スターの輝きを隠せないことがアダとなる、と見る向きは少なくありません」(映画ライター)


 2026年2月には主演映画「教場 Requeim」の公開も控えている。ここで弾みをつけたいところだ。


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 SMAPは2016年の大みそかに解散。メンバーの中で唯一ジャニーズ事務所(当時)に留まった木村拓哉は、なぜ今も旧ジャニーズ事務所に留まるのか? 関連記事【もっと読む】独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択…では、その理由に迫っている。


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