国民民主党の玉木雄一郎代表の「モテ期」が再来している。しかもパワーアップした感がある。


 高市首相が年頭会見で「日本維新の会との連立合意を基礎としつつ、国民民主党をはじめとする野党にも協力を呼びかける」と名指しでラブコールし、自民党の鈴木幹事長も6日の会見で「3党連立の形になれば、政治の安定がしっかり確立される」と秋波。立憲民主党と国民民主を支援する連合の芳野会長は、ニヤつく玉木代表にキリキリしている。股裂き状態のモテ男は矩をこえるのか。


 2026年度当初予算案を審議する通常国会の開会は23日。高市自民は素行の悪い維新と組み、維新を追い出された無所属のトンデモ3人組を衆院会派に引き入れ、衆院過半数(233)を確保したものの、1人休んだらパーの薄氷だ。参院は過半数(125)まで6足りず、「ねじれ国会」に変わりはない。


 一方、国民民主の勢力は衆院27、参院25。予算案への賛否をめぐり、玉木代表は4日の会見で「前向きに捉えていく」と発言し、25年度補正予算案に続く賛成をにおわせていた。高市首相が露骨な色目を使ったのは、連立入り含みだともっぱらだ。そもそもは国民民主が本命だった。


■連合・芳野会長は「連立入り」に猛反発


「玉木代表が連立に二の足を踏んだのは、世論の信頼を確かなものにした方がいいと判断したから。目玉政策の『年収の壁』の引き上げを実現し、キャッチフレーズの『手取りを増やす』を有権者に実感してもらうのが先だとの考えだった」(国民民主党若手)


 結果、所得制限付きで178万円への引き上げが決定。

玉木代表が「ミッション・コンプリート」とハシャいだのは、満を持した与党入りの条件を整えたからだったのか。連合がピリピリするはずだ。芳野会長は年頭会見で「看過できない。立憲と国民民主党が野党の立場で政権に対峙していく態勢が必要だ」と牽制し、衆院選に向けて「両党には引き続き、候補者調整を行うよう要請していく」と揺さぶりもかけた。玉木代表をはじめ、国民民主議員の大半が連合の支援を受けている。


「冬の時代を支えてくれた連合の意向には十分に耳を傾け、最大限配慮する。エネルギー政策、とりわけ原発容認の姿勢は崩さない。それが玉木代表の考えです。ただ、言いなりにはならないし、決断を妨げることはない。政局的な動きに関しては、自分たちで決めると腹をくくっている。閣外協力という手もあるし、予算案の衆院通過前後はひとつのヤマになりそうです」(国民民主関係者)


 泥くさい仕事はしてなさそうだが、玉木代表もひと皮むけちゃうのか。


  ◇  ◇  ◇


「年収の壁」の引き上げに玉木代表は「ミッション・コンプリート」とドヤ顔だが、減税額はショボショボで、物価高には太刀打ちできない。

【関連記事】『国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!』で詳しく報じている。


編集部おすすめ