巨大与党を手にした高市早苗首相(64)の施政方針演説に対する各党代表質問が24日、衆院本会議で始まった。トップバッターは、野党第1会派の中道改革連合の小川淳也代表(54)。
「国民生活の底上げのため、暮らしを支えて、支えて、支えて、支えて、支え続けてまいります」
昨秋の総裁選を勝ち抜いた高市首相の「働いて×5」と、施政方針演説の「成長のスイッチを押して×5」のパクリから入った小川代表はやはり熱かった。
「左右双方からの攻撃を覚悟し、それでも立ち位置を変えず、現実から目を背けず、責任を引き受けつつ、あえて困難な真ん中の道を行く決意でここに集まった」と中道の立場を説明。徹底した平和主義を「求められるのは国民を戦わせない政治家の覚悟」と表現し、「権力が強大になるほど、憲法は国民の側に立つ」として数の力に頼んだ改憲論を牽制した。
■おっさんいじめから一転
猛烈なヤジを浴びせられる中、愚直に正論を張り続けた小川代表をどう見たか。法大大学院教授の白鳥浩氏(現代政治分析)はこう指摘する。
「野田佳彦前共同代表(68)や台湾有事答弁を引き出してしまった岡田克也元外相(72)と高市首相のやりとりは、おじさんが女性をイジメているように見えました。実年齢もビジュアルも若い小川代表に取って代わったことで構図が一変した上、自己陶酔型の演説の妙も加わって面白みは増した印象はある。政権監視機能の役割をまずは果たした。中道は今が底。本番の予算委員会ではもっと攻めた方がいい」
奇襲解散・総選挙のしわ寄せで放り出された新年度予算案をめぐり、身勝手な年度内成立に固執する高市首相は審議時間の大幅圧縮を画策。
「小川代表の青くさい感じは悪くなかった。上から目線で知ったかぶりするよりもずっといい。ただ、政治的に苦しい局面に立たされると弱さが出て、現実逃避するタイプ。今回ばかりはシタタカに立ち回って大向こうをうならせてほしいところ」
裏金議員の復権、高市首相の「政治とカネ」や統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とのつながりに関する質問は受け流された。予算委での追及は不可欠だ。
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