どうにも小ざかしいやり方だ。


 衆院選で東京7区に国民民主党から出馬した入江伸子元都議(63)が、公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された一件。

違法な報酬を支払った運動員に口止めまでしていたというから相当悪質だが、見過ごせないのは玉木国民の立ち回りだ。


 20日の事件発覚後、党東京都連が最初に会見したのは24日の午前9時。都連会長の川合孝典参院議員と都連選対委員長の礒崎哲史参院議員が謝罪し、再発防止策などを講じた後に都連の役職を辞任すると表明し、入江元都議の除籍処分も公表した。その後、午前10時半から今度は玉木代表が定例会見を開催。冒頭で「都連が既に会見を行っていますけども」と前置きした上で、事件について「あってはならない事案」と謝罪した。まるで、都連→玉木代表への流れが事前につくられていたかのようだった。


「まあ、玉木さんにいきなり謝罪させるわけにいかなかったのでしょう。まずは都連が泥をかぶり、玉木さんに累が及ばないようにしたわけです。ただ、都連会見は朝9時と早すぎでした。おかげで記者の数もチラホラ。いかにも“アリバイづくり”といった雰囲気でした」(都政関係者)


 玉木代表が言う「あってはならない事案」は、過去にもあった。昨夏の参院選で同党の岡野純子衆院議員が選挙の七つ道具のひとつである「標旗」を不正に使用し、書類送検(後に不起訴)された一件である。


 この案件を巡っては、事態発覚から半年後の今年1月になって、ようやく岡野氏が会見。参加を希望する記者は「事前登録制」という珍対応だった。しかも、岡野氏は不正について「おかしいと気付くことができなかった」と言い訳にならない言い訳を連発したのだった。


■党の公式チャンネルで配信なし


 さらに、岡野氏を含む千葉県連内ではパワハラ疑惑もくすぶる。こちらは昨年3月の発覚から8カ月後の11月に、党内の調査チームが「パワハラは確認できなかった」とする会見を開催。ただ、日刊ゲンダイはその後、県連内のパワハラ音声を入手している。


 党の内情に詳しい政界関係者が言う。


「千葉県連関連の会見について、党はネットでの動画配信をしていません。玉木代表はアピールしたい時はガンガン配信するのに、不祥事の会見はひっそり。一応、入江さん事件の会見は都連のXで動画配信されましたが、党の公式チャンネルと違ってフォロワーが8000人程度と少なく、そこまで注目されていません」


「SNS巧者」といわれる玉木代表。随分と巧みな戦略である。


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 公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された入江伸子元都議とはどんな人物か。

【もっと読む】『国民民主の“お嬢さま候補”が運動員買収容疑で逮捕 自爆招いた強すぎる上昇志向と国政進出への執着心』で詳報している。


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