面識のない女性への不同意性交容疑でNHKのチーフディレクターが警視庁渋谷署に逮捕されたことが3月6日、明らかになった。報道局スポーツセンターの中元健介容疑者(50)で、1月4日、東京・渋谷区の路上で20代女性に「俺危ないものを持っているから」と声をかけて脅し、近くの雑居ビルの階段下に連れ込み、性的暴行を加えた疑いという。


 中元容疑者の逮捕を受けてNHKは緊急会見を開き、「このたびは本当に申し訳ありませんでした。被害にあわれた方の人権を傷つける、許されない行為です」(安保華子理事)と謝罪。一方、中元容疑者は「強制して無理やりさせたということはない」などと否認しているという。


「ただ、押収された彼のスマホからは他の女性らとのわいせつ動画や画像が見つかっている。警察は中元容疑者の犯行に常習性がなかったか調べています」(捜査事情通)


■“お友達”はユニクロ柳井正氏&猪瀬直樹氏


 中元容疑者は都内の私大を卒業後、主にスポーツ番組の制作に携わってきた。6日午後にはXで「NHKチーフディレクター」がトレンド入りし、「年収1200万円クラスなんだ」など驚きの声が上がったが、実際、SNSで中元容疑者の“友達”を見ると、元都知事の猪瀬直樹氏やユニクロ創業者の柳井正氏、元巨人軍代表の清武英利氏などの“ビッグ”な顔ぶれが並ぶ。


 しかし、NHKという大きな看板があったことから何となくつながっただけで、リアルな知り合いだったか疑わしい。最近までミラノ・コルティナ五輪の関連取材をしていたというが、現場での評判はイマイチだった。


「中元さんはガタイが良く、名探偵コナンに出てくる小嶋元太になぞらえて“ゲンちゃん”と選手に呼ばれていました。アマチュアスポーツの取材が長く、“スノーボード男子ハーフパイプで7位入賞した平野歩夢選手に食い込んでいた”なんて話もありますが、それはちょっと違う。たしかに取材歴が長く、マメに現場にも顔を出すんですが、ピント外れの質問を繰り返すので選手からは煙たがれていた。そして、ついにミラノ五輪直前に現場から外されてしまった。

50歳はこのまま報道局の“チーフD”でいられるか微妙な年齢ですから、本人としてはミラノ五輪に賭けていたフシもあった。結構ショックだったと思いますよ」(アマスポーツ関係者)


 だからといって、面識のない女性に突然襲いかかっていいわけががない。元テレビ朝日プロデューサーでコラムニストの鎮目博道氏は、マスコミ業界におけるNHKの「立ち位置」を指摘する。


「NHKは放送業界のピラミッドの頂点とも言える組織。今回話題になっているのはチーフディレクターですが、そのような組織の中においてある程度以上の役職についていると、自局の職員に対してはもちろん、外部のディレクターなどに対しても『常に上から指示を出す立場』になりがちです。また、放送業界は他の業界に比べてセクハラやパワハラに対してどこか寛容な雰囲気が残っており、そのような人物が有能な人間である場合、問題行動を起こしても許されてしまうことがあります。このような状況だと、人物によっては『多少の乱行は許されるのでは?』といった『甘え』を抱くこともあるでしょう」


 ネットでは「もはや、NHKは解体で良い!」という声も出ている。今回の事件の闇は深そうだ。


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