かつて、MEN’S CLUB編集長を務めた名物編集者・戸賀敬城。現在は、「ナノ・ユニバース メンズ・ディレクター」「ヒルトン・アンバサダー」など、名だたるブランドをコーディネートする役割を務めながら、多岐に渡ってファッションアイテムの価値を啓蒙しています。

また、そんな毎日をつづったブログ「トガブロ。」が、アパレル業界内外を問わず大きな反響を呼んでいます。

そんな戸賀さんのラグジュアリーな価値観を、一冊にまとめたムック本が先日発売されました。

トガ本。The Bag

【男の格上げ逸品バッグ】重さ以外、最強。シリーズ最大のエルメスバッグ「スティーヴ」はそれでも持ち歩きたい。

多くのファッションメディアを牽引してきた戸賀敬城がプロデュースする、ラグジュアリーブランド読本。本作がテーマとするアイテムは、「バッグ」。定番品から新作まで、大人の男を格上げするバッグを独自の目線で紹介しています。

また私物コレクションも披露した、豪華な仕上がり。

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本記事では特別に、誌面で紹介している企画をチラ見せしたいと思います。

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戸賀さんが特に思い入れを持っている「エルメス」のストーリーを、ぜひご覧ください!


ジャケパンからTシャツ&短パンまで、幅広いスタイルに合う男のボストンバッグ。

【男の格上げ逸品バッグ】重さ以外、最強。シリーズ最大のエルメスバッグ「スティーヴ」はそれでも持ち歩きたい。
↑エルメスはモデル名にしばしば、人名をつける。この「スティーヴ」は、俳優スティーヴ・マックィーンをイメージしたボストン。男っぽいルックスと多彩なポケットが特徴だ。
●サイズ:W450× H300× D200㎜

「重さ以外、最強」と絶賛するのが、このスティーヴだ。シリーズ最大のボストンバッグで、フロントに備えたポケットは、フラップをクロア風のベルトで留められる。内装にもポケットがあるので、小物の収納がしやすい機能的な作りとなっているのだ。

「意外と知られていないのか、それどこの? と聞かれるので、わかりやすいチャームを付けてます(笑)。内装がキャンバスなのは、軽量化のため。それでも十分重いけど(笑)、クルマなら問題ない。

荷室にポケットがあるエルメスは珍しいので、見つけると買っちゃうのは悪いクセですね」

そして、なんといっても最強のポイントがある。それは、どんなスタイルにも合うことだ。

「キートンのスーツから、ラコステのポロシャツ&短パンまで似合うんです。これを最強といわずしてなんという! です」

自身のスタイルは、オンのドレスアップからオフのカジュアルまで、テイストは様々。そのどれにでも合わせられるスティーヴは、貴重な存在だ。

「でも、もうたぶんディスコン(廃盤)になってるかも。

もうひとつ、エトゥープ(グレージュ系)のスティーヴが欲しかったんだけど……」

【男の格上げ逸品バッグ】重さ以外、最強。シリーズ最大のエルメスバッグ「スティーヴ」はそれでも持ち歩きたい。
↑エルメスとしては珍しく、内装には小物が整理しやすい多彩なポケットを用意。キャンバス素材で軽量化が図られている
【男の格上げ逸品バッグ】重さ以外、最強。シリーズ最大のエルメスバッグ「スティーヴ」はそれでも持ち歩きたい。
↑フロントポケットのフラップを留めるベルトには、オータクロアやバーキンなどに見られるクロアの通し方が継承されている
【男の格上げ逸品バッグ】重さ以外、最強。シリーズ最大のエルメスバッグ「スティーヴ」はそれでも持ち歩きたい。
↑ファスナースライダーをロックする機構は、ほかのモデルではあまり見られない

「トガ本。 The Bag」では、これらのようなエルメスに対する人並み外れた戸賀さんの思いをはじめ、さまざまな高級バッグへの思想が読み取れます。興味を持って頂いた方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

トガ本。The Bag

【男の格上げ逸品バッグ】重さ以外、最強。シリーズ最大のエルメスバッグ「スティーヴ」はそれでも持ち歩きたい。

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戸賀敬城オフィシャルブログ「トガブロ。」

文/ゼロヨンラボ 撮影/鈴木泰之(Studio Log)