美容師のための総合メディアKAMIUが、「現役美容師が選ぶ働いてみたい美容室ランキング2018」を発表。総合ランキング1位には、カカクコム創業者の槙野光昭氏が手がけるALBUMがランクインしました。
ALBUMのフォロワー数は12月6日時点で36万人を超えるなど、美容室では国内トップ。雑誌などでブランドを築いたAFLOAT、airといった老舗有名サロンを抑え同サロンが1位になった背景には、インスタグラムなどSNSによるブランディングなど、美容室業界におけるマーケティング手法の転換があると推察されます。

男女別で集計した女性ランキングでは、総合ランキングで2位となったAFLOATが1位。アデランス、アートネイチャー、スヴェンソンといったウィッグサロンも上位にランクインしました。

美容室では、月の休みが6~8日くらいが一般的。一日の勤務も深夜に及ぶ事があるなど、必ずしも労働環境は整備されていません。一方で、ウィッグサロンは週休二日制で残業がほぼないなど、労働環境への配慮が進んでいおり、ワーク・ライフバランスを意識する女性の支持を受けた結果となりました。
ランキング調査と同時に、転職経験や理想の雇用形態などについてのアンケートも実施。回答者229人のうち75%が1回以上の転職経験があると回答。2回以上も45%という結果となりました。現在の雇用形態と理想との比較では、正社員ではなく独立、フリーランスを志望する美容師が多いという結果となりました。
賃金構造基本統計調査によりますと、美容師の平均年収は300万以下と言われており、一般的な業界と比べて離職率も高い傾向にあります。