【その他の写真:自社ビル内スタジオでの音楽専門チャンネルFAN TVの収録風景】
バンコク都心アソーク通りに自社ビルを構えるタイ最大手エンタテイメント製作配給会社GMMグランミー社は、テレビのデジタル化に伴い、自社製作によるチャンネルを音楽専門局やドラマ専門局など複数確保し放送をしている。
しかし、軍事政権発足以来下降を続ける景気にスポンサーもテレビより割安のネットなどに移行する傾向が止まらず、赤字が累積していた。
こうした事態に対して希望退職者を募り、60人から100人規模の人員整理すると同時に、重複している部署の再編や事業の縮小を行う。退職者には退職金3カ月などが支給される。
タイ国内では、業界2位のRS社が自社所有の音楽専門FMラジオ「サバイディーラジオ」を年末で閉局しており、今回のGMMグランミー社の今回の決定は、タイ経済の低迷を如実に表す出来事として国内業界に影響を及ぼしそうだ。
【翻訳/編集:そむちゃい吉田】