【その他の写真:流出したビデオでは、執拗に暴行を加える様子が撮影されている(ラジオ・フリー・アジアのニュースから)】
国軍の発表した声明によると、国軍の警備隊員は4月下旬、アラカン軍との関与が疑われた5人を逮捕。ラカイン州のポンナジュンからシットウェまで軍用船で輸送中に拷問を行なったという。
地元メディアによると、流出したビデオは少なくとも3種類。船室とみられる狭い部屋で、後ろ手に拘束したうえ目隠しをした男性らを、屈強な体躯の男が髪をつかんで殴ったり、蹴ったりする様子が撮影されている。一部の男は軍服を着用している。暴行の様子がしっかりと撮影されていることから、内部関係者の撮影した映像が何らかの理由で流出した可能性がある。
【取材/執筆:北角裕樹】