語呂合わせで『いい夫婦の日』として親しまれている、11月22日。

互いに日頃の感謝を伝え合ったり、おいしい料理を囲んで労い合ったりする夫婦もいるでしょう。

水谷アス(@mizutanias)さんは、『いい夫婦の日』に、夫への感謝を描いた漫画作品をX(Twitter)に投稿しました。

夫が思い出させてくれたこと

水谷さんは10歳の頃、泣き虫だったとか。

すると、泣いている水谷さんに、周りの大人たちは心配…ではなく、否定的な言葉を投げかけてきたそうです。

周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品1
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品2
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品3
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品4
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品5
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品6
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品7

関わりこそなかったものの、幼稚園や学校が一緒の男性と飲み会の場で出会い、付き合うことになった水谷さん。

水谷さんの交際相手は涙もろく、水谷さんの実家でドラマを見て、号泣していたといいます。

「男のクセに、人前でそんなに泣いて」と笑ってちゃかす父親に、交際相手はこういいました。

男でも女でも、泣きたい時に泣くのは当たり前じゃないですか

そのひと言は、「女だから」と泣くことを周りの大人に注意され、16歳の頃から泣けなくなっていた水谷さんの心に、強い衝撃を与えたのです。

交際相手と結婚した水谷さんは、その後…



周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品8
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品9
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品10
周りの大人に注意され、泣けなくなった女性 その後のエピソードに目頭が熱くなる
水谷アスさんの漫画作品11

結婚し、晴れて夫婦となった水谷さんと夫。

変わらず涙もろい夫は、水谷さんが涙を流さないことに気が付き、笑顔で「泣いてもいいんだよ」という言葉をくれました。

32歳になり、妊婦になった水谷さんは、夫とともに映画館で話題の映画を鑑賞。

夫がかけてくれた『魔法の言葉』で、感情のフタを開けられた水谷さんは、ようやく涙を流せるようになったのです。

41歳になり、2人の子供が増え、4人家族になった水谷さん。

笑いたい時に笑い、泣きたい時に泣く日々を、大切に歩んでいるといいます。

【ネットの声】

・「男のクセに人前で泣くんじゃない」は、いまだに根強く残っているように思われます。こうした考えは早くなくなるといいな。

・私は、悲しくても嬉しくても感動しても、何かしらの理由で感情が高ぶると涙が出てきて、止まらなくなります。この漫画で救われました。本当にありがとうございます。

・水谷さんが、素敵な夫に出会えてよかったなあ。感動で、涙が止まりません。

・私も「泣けば許されると思ってる」といわれたことがあり、泣くことが怖くなってしまいましたが、このお話を見て勇気をもらいました。心のままに、感情を出したいと思います。

多様性が叫ばれる2023年現在も、男女を差別するような考え方は、根強く残っているもの。

『女性の涙は武器』『男性の涙は恥』と、性別のカテゴリに分けた考えは、感情が豊かな人や、涙もろい人を苦しめてしまう原因になり得るでしょう。

泣くことは、生理現象の1つ。マイナスにとらえない考え方が、世の中に広がっていくといいですね。

[文・構成/grape編集部]