洗濯機で脱水機能を使っていると、なぜか洗濯槽の中に水が出てきて「なかなか脱水が終わらない」という経験はありませんか。

各洗濯機メーカーのウェブサイトによれば、脱水中に水を出して、あることを防いでいるのだとか。

パナソニックが教える!スムーズな脱水方法

パナソニック株式会社(以下、パナソニック)では、ドラム式洗濯機ユーザーに向けて、脱水時に水が出る原因や対処法についてまとめています。

すすぎから進まない、脱水時にすすぎ運転に戻ってしまい脱水ができない場合は、ドラム内の衣類が片寄っている可能性があります。

脱水時に衣類の片寄りがあると、脱水の高速回転にうまく移行できず、洗濯機に負担がかかります。その場合、回転数の制御または自動的に給水・すすぎを行なって衣類の位置を変える補正運転を行い、衣類の片寄りを改善します。


パナソニック ーより引用

洗濯物が特定の箇所に片寄ってしまった場合、自動的に給水とすすぎを行い、衣類の位置を分散させているようです。

また、片寄りをなくしてスムーズに脱水が行える対処法についても紹介しています。

洗濯ネットに入れる衣類を減らす

洗濯ネットに衣類を詰め込んだり、たくさん洗濯ネットを使ったりしてしまうと、複数の塊ができて片寄りの原因とのこと。

パナソニックでは、小さな衣類かランジェリーなどのデリケートな下着類については、洗濯ネットの使用を推奨しています。

また、洗濯ネットに入れた衣類だけで洗濯機を回すことも避けた方がいいようです。

衣類が少ない場合は、バスタオルを1~2枚追加する

衣類が少なすぎると、洗濯槽の内側に張り付いて槽のバランスが取りにくくなってしまいます。

そんな時は、バランスを保つのに、バスタオルを1~2枚追加するのがおすすめです。

衣類が多い場合は、からみをほぐして分け洗いする

タオルケットやシーツ、トレーナーなど厚手の衣類が多い場合は、洗濯物の量を減らしてからみをほぐすことを推奨しています。

晴れた日にベッドで使うシーツや布団をまとめて洗いたいことがあるかもしれませんが、一度に洗う量を調整するといいでしょう。

洗濯できるものか確認する

またパナソニックでは、洗濯機では洗うことを推奨していない『NG品』についても紹介しています。

以下のものを入れて洗うと、脱水時に大きな振動が発生したり、故障したりする原因になるようです。

× 座ぶとん・クッション・枕類

× 防水性のシートや衣類

× 大型や厚手のマット類・カーペットカバー

× 紙おむつなど(水を含むとゼリー状になるもの)


パナソニック株式会社 ーより引用

一度の洗濯で、衣類が少なすぎたり、多すぎたりしないよう気を付けるのもポイント。

また、クッションや枕類など、洗濯機では洗えないものがあることを知らない人は多いかもしれません。

このほかにも、同ウェブサイトでは『洗濯機本体の傾き』や『排水口の詰まり』など、脱水機能が使えない原因を紹介しています。

脱水機能が進まず悩んでいる人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

[文・構成/grape編集部]