キノコをキッチンに置いて保存しておくと、いつの間にか傷んでいることはありませんか。
いつか傷むとはいえ、傷む前に最後まで使い切りたいものですよね。
キノコは葉物野菜と同じ保存を
常温で保存していたキノコの傷みが思ったよりも早く、最後まで使い切れないということはありませんか。傷まないうちに使い切るヒントは、もしかすると保存方法にあるかもしれません。
キノコの生産・販売でおなじみの企業・ホクト株式会社(以下、ホクト)によると、キノコの保存は以下のようなコツがあるとのことです。
きのこは生鮮品であるため、通常の葉物野菜などと同じようにスーパーでご購入後は涼しくて温度条件が一定しているところ(ご家庭では冷蔵庫など)で保存してください。また購入後はできるだけ早く調理してください。
ホクト ーより引用
確かにスーパーの売り場では、葉物野菜がある冷蔵コーナーにきのこが置かれていることも少なくありません。あの配置には意味があったのですね。
購入後も長く保存するのではなく、やはり葉物野菜のように、早めに使い切ったほうがよさそうです。
保存のポイントは『葉物野菜』『涼しい』『温度条件が一定』と覚えて、最後までおいしくいただきましょう。スーパーの売り場をよく観察して、温度や風通しなどの環境をできるだけ真似してみるのも効果がありそうですね。
保存の適温はどれくらい?
涼しい場所での保存が推奨されるキノコは、保存場所の適温としては2~5℃がおすすめです。常温保存が難しいため、冷蔵庫での保存が向いているでしょう。
「キノコといえば野菜だし、冷蔵室より野菜室かな」と思うかもしれません。しかし一般的な冷蔵庫では、冷蔵室が3~6℃、野菜室が7~10℃が平均温度になっています。
野菜室でも早めに食べきる予定なら問題ないかもしれませんが、保存に重点を置く場合、冷蔵室で保存したほうがよさそうですね。
ただ、先にしっかり水分を拭き取って保存袋に入れておけば、野菜室でも1週間ほどもつことがあります。「ひと手間かけてもいい」という場合には、野菜室での保存を考えてみるのもよいかもしれません。
「買い溜めだし、どうせしばらく使わないし…」という場合には、冷凍保存するのも1つの方法です。水分を拭き取り、冷凍用保存袋に入れておけば、鮮度を保ったまま保存しやすくなるでしょう。
さまざまな料理で活躍するキノコですが、常温保存では案外傷みが早く、時には食べきれずにがっかりしてしまいます。適切な温度や方法で保存して、最後までおいしくいただきましょう。
[文・構成/grape編集部]