たくさんのアイドルグループがいる昨今。
数多のグループが一丸となって、勢力を増しているのがEBiDAN(エビダン)だ。
EBiDANとは、スターダストプロモーションに所属する若手男性俳優・タレントで構成されたアーティスト集団、「恵比寿学園男子部」(えびすがくえんだんしぶ)の略。超特急、M!LK、さくらしめじ、SUPER★DRAGON、ONE N' ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiS、Lienel、ICExなどで構成されている。
HOMINISでは、そんなEBiDANの各グループの魅力を深ぼりしていく。その第3弾としてメインダンサー&バックボーカルグループとして人々を笑顔にする存在・超特急について紹介しよう。
紆余曲折、結成14年の超特急の歴史

2011年12月25日に結成した超特急は、2012年6月10日にシングル『TRAIN』でCDデビュー。以降、個性豊かなパフォーマンスでファンを魅了してきた印象だ。
そんな超特急を語る上で外せないのは、2022年4月23日に行なわれた約3年ぶりとなるホールツアー『BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022 Progress』で発表された"超特急募"についてだろう。
当時メンバーの脱退などもあり、5名体制だった超特急が"君の笑顔が終着駅"の気持ちを叶えるため、そして、さらなる進化をしていくために開催した新メンバーオーディションのことだ。
選ばれた新メンバーは、バックボーカルとして11号車のシューヤ、メインダンサーとして12号車のマサヒロ、13号車のアロハ、14号車のハルの4名。ここから超特急は9名体制で躍進していくことになる。
9名体制での初リリースとなったのは『宇宙ドライブ』。クールなトラックに"意味のない歌詞"が乗る超特急らしい一曲で、振り付けはユーキが担当している。
また、2024年3月には、ユニバーサルミュージックと"連結"を発表!同年の4月には、"連結"後初となるリリース作品、初のEP『Just like 超特急』をリリースした。
超特急らしい最新曲が収録された『Why don't you 超特急?』

曲ごとにセンターが変わる高いエンタテイメント性、驚きに満ちた自在なダンスフォーメーション、豊かすぎる表情、そして8号車との一体感溢れるライブパフォーマンスが話題となり、今やライブのチケットは入手困難との呼び声も高い超特急。
5月7日には、2nd EP『Why don't you 超特急?』が発売されたばかり。さらには5月5日に『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)に出演し、話題を呼んでいる。
そこで披露したのは、同EPに収録されている「キャラメルハート」と「メタルなかよし」の2曲。
「キャラメルハート」は、ほろ苦いラブソング。メンバーがハートを作って順番に飛ばす振り付けがあり、王道アイドルソングと言ってもいいだろう。しかし、この曲のミュージックビデオをただのかわいらしい胸キュンラブソングとして片付けないのは、さすがは超特急。少し不気味で、もはやホラー要素さえも感じさせる内容に仕上がっているので、気になる方は是非ともチェックを。
そして、もう1曲披露したのは「メタルなかよし」。転調を繰り返すヘビメタソングでありながら、歌詞にはとにかく"友達"や"なかよし"が散りばめられており、曲中での変顔もいつも以上に弾けている印象。なんとも超特急らしいトンチキソングとしてじわじわと広まりつつある。
個性豊かな9人を紹介
超特急のメンバーには、メンバーカラーとともに担当号車も振り分けられている。今回は、数字の若い順に簡単にメンバーのことを紹介したい。

2号車、イメージカラー青のカイは、妖艶なダンスをさせたらピカイチ。しかも、セクシーさだけでなく、キュートもクールもものにするのだからすごい。ちなみに神秘担当の理由は、ボキャブラリーが多く頭の回転が早すぎて「何を言っているかわからない」とメンバーに言われたことが理由だそう。SNSやライブのMCでは時折アツい思いをのぞかせることもあり、超特急を引っ張る存在と言っても過言ではない。

3号車、イメージカラー紫のリョウガは、グループのリーダーでもある。長く細い手足ゆえに担当は"ガリガリ担当"。音楽番組に出演した際は、長い手足を活かしたダイナミックかつしなやかなダンスで視聴者も魅了したかと思えば、全力の変顔で「あの人は誰!?」と話題になることも少なくない。アニメやゲームが好きで、トークスキルはメンバーの中でもずば抜けている印象。

"筋肉担当"の4号車でイメージカラー緑のタクヤは、加入当初ダンス未経験ながらもメインダンサーに抜擢された経歴を持つ。スポーツをやっていたこともあり、ダンスは非常にパワフル、それでいて指先の細やかなところまでこだわる繊細な印象もある。ちなみに『みなと商事コインランドリー』などのドラマをきっかけに、タクヤを知り、超特急に興味を持つ人が多いことから"みどりの窓口"との異名も持つ。

5号車ユーキはイメージカラー赤。

「タカシやで!」の挨拶が印象的な7号車タカシは、超特急のバックボーカルの1人。イメージカラーは純白 で、担当は新メンバー加入前はグループ最年少だったこともあり、末っ子担当だ。スタート時は歌未経験だったタカシだが、今となってはライブ中の歌唱は音源通りの安定感。本人の性格同様、優しくまろやかな歌声はクセになること間違いなし。
ここからは、超特急募で加入した新メンバー"2桁号車"の4人を紹介。

まず、イメージカラーチャコール、11号車のシューヤは、タカシとともに超特急を歌唱面から盛り上げる存在だ。突き抜けるようなハイトーンボイスは、聞いていて清々しい気持ちに。タカシの歌声とのバランスの良さも言うまでもなく、絶妙。ピンク色の髪色をしており、チャラチャラ担当でもある。

12号車のマサヒロは、イメージカラーブラウン。もともと超特急のファンクラブツアーなどにバックダンサーとして参加していた過去を持ち、軸のブレない力強さと軽やかさを兼ね備えたダンスパフォーマンスに魅了される人も続出。ちなみに超特急の中では、「お腹すいた!」が口癖であるとの理由からごはん担当をになっている。

13号車のアロハは、イメージカラーターコイズの真っ直ぐ担当。イメージカラーが決まったその日からスマートフォンのロック画面をターコイズにしているという義理堅い男だ。小学生のころから超特急に加入するのが夢で、スターダストプロモーションに入るときの志望動機にも「超特急のスタイルに憧れて」と書いたそう。アクロバットや曲によってコロコロと変わる表情でファンを魅了する。

最年少、イメージカラーオレンジの14号車ハルは怪獣担当。小柄な身体をめいっぱい使ってダンスする姿は、見ているだけでパワーをもらえる。また、顔立ちはかわいらしいが、年上メンバーに遠慮なく食らいついていく姿はまさに"怪獣"のよう。テレビドラマ初主演を務めた『君には届かない。』や単独初主演の『ゴーストヤンキー』などを始め、出演作も重ねている。
チケット入手困難!確実に近づく夢の舞台
地上波のテレビ番組への出演も増やす超特急は、常に新しいファンへの門を開いている印象を受ける。
2023年には、初乗車(超特急のライブに初めて行くこと)の人も楽しめるようにと、8号車(超特急ファンの呼称)の輪を広げるべく企画されたフリーライブイベント『お試し超特急』を開催。そのイベントの最終公演が行われた東京・ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場には早朝から1万人が集結したことでも話題となった。
その一方、昨今はチケットの入手が困難なことでも知られている。それゆえ、ライブのキャパシティはどんどんと広げており、今年の夏には自身最大のキャパシティ・さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)での公演も決まっている。
15周年を迎える2026年の8号車の日にはドーム規模での公演も夢ではないのではないだろうか。手が届かない存在となる前に、気になる人はぜひともご乗車を!

第1回:M!LKのコラムはこちら
第2回:BUDDiiSのコラムはこちら
文=於ありさ
公演情報
超特急「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025 EVE」
【東京】東京体育館
2025年6月7日(土) 開場17:00/開演18:00
2025年6月8日(日) 開場15:00/開演16:00
【兵庫】GLION ARENA KOBE
2025年6月21日(土) 開場17:00/開演18:00
2025年6月22日(日) 開場15:00/開演16:00
【愛知】Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場) ホールA
2025年7月12日(土) 開場17:00/開演18:00
2025年7月13日(日) 開場15:00/開演16:00
【埼玉】さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
2025年8月7日(木) 開場17:30/開演18:30
2025年8月8日(金) 開場17:00/開演18:00