中国を拠点に若者から絶大な人気を誇る「bilibili」と、これまで数多くの名作を世に送り出してきた「アニプレックス」による完全オリジナルアニメーション「TO BE HERO X」が毎週日曜朝にフジテレビほかで放送・毎週月曜にNetflix、Prime Videoほかで最速配信中だ。
ここは「信頼値」によってヒーローのランキングが入れ替わる世界。
HOMINISでは、本日よりスタートした「魂電編」にてヤン・チョン役を務める島崎信長(※「崎」は正しくは「立さき」)へのインタビューを前後編に分けてご紹介!
前編では、島崎と共に本作の魅力を振り返った。
――「TO BE HERO X」というアニメ作品への印象はございますか?
「挑戦的な作品だなと第一印象で思った記憶があります。『新しいものを作りたい』『こういう表現にチャレンジしてみたい』という、とてもポジティブなクリエイティブな勢いを感じて、ワクワクしました」
――最初にお話をいただいた時から、"チャレンジングなもの"ということが見えていたのですね
「そうでしたね、3Dと2Dを行き来する試みのお話や、チームでの作り方の資料をいただいて、15年以上このお仕事をしているなかでも新しい熱量・エネルギーを感じました」
――実際に映像を観られて感想はございますか?
「まずは、CG技術、特にアニメーションを表現するCG技術って、年々技術が上がっていっているんだなと改めて作品を見るたびに実感します。
CGにもいろんな方向性があるじゃないですか。現実感を追求したCGもあるし、SDキャラ的なデフォルメした雰囲気のCGとかもあって。そういう意味では、『TO BE HERO X』のCGはその間というか。アニメの絵がそのままCGとして動いていく...という延長線上にあるような気がしていて、挑戦的なものが詰まっているな、と感じました。手前で映っている人だけじゃなくて、後ろで動いている人を見ても、画面のどこを見ても面白くて細かいところまでこだわった"神は細部に宿る"を体現した作りだなと思っています。
ナイス編のエフェクトもすごかったですね。「魂電編」でもそのエフェクトがどのように表現されているのか完成が楽しみです!」

――ヤン・チョンを演じるにあたって、役作りで気をつけたことはありますか?演じていて楽しかったことや難しかったことがあればお聞かせください
「ヤン・チョンは素直な人で、状況やバックボーンが開示されていたので、印象のままに演じました。
――現場でやり取りされる中で、印象的なことはありましたか?
「しっかりキャラクターが思っていること、内面もしっかり丁寧にディレクションをしていただける現場だったので、内面を変えたら、セリフの発し方も変わりますし、直接会話していなくても、作り出される空気感が変わったりしました。ヤン・チョン以外のキャラクターにディレクションが入ったときも、それを受けてヤン・チョンのセリフのニュアンスが変わる時は『一緒に録りなおさせてください』という感じで、楽しくクリエイティブにアフレコできたという印象があります」
――最後、ファンの皆さまに一言お願いいたします
「オムニバス形式というのも、『難しいけど、やってやるぜ!』という気概がないと挑戦しづらい難易度が高いものだと思いますが、そこにがっつこうと取り組んでいます。僕自身も、魂電が出てこない話はまだ観ていないので楽しみだなと思います。
物語が進んでいくと、少しずつ世界の秘密が解き明かされていったり、もっともっと大きい秘密が出てきたり闇が見えてきたり...。僕も視聴者の方と同じように、台本をもらうたびに、ワクワクして、どうなってくんだろうと思いながら収録していたので、きっと皆さんにも楽しんでいただけるんじゃないかなと思います!是非、最後まで一緒に観ていただけたら嬉しいです」
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文=HOMINIS編集部
作品情報
TVアニメ「TO BE HERO X」
放送:フジテレビほか、毎週日曜朝9:30~
配信:Netflix、Prime Videoにて毎週月曜12:00~最速配信中
他各配信サイトにて毎週水曜12:00~順次配信中
声の出演者:宮野真守、花澤香菜、内山昂輝、中村悠一、松岡禎丞、佐倉綾音、水瀬いのり、山寺宏一、島﨑信長、花江夏樹ほか