都会派コンパクトSUVの兄弟車として、確かな存在感を見せている「ジープ レネゲード」と「フィアット 500X」。デザインはそれぞれ個性的で、どちらが好きか、どちらを選ぶかで、乗る人の趣味嗜好もなんとなく連想できる。
そして、来たる5月18日からは「500X」が新たなフェーズへ突入。デザインを刷新するとともに、フィアット初採用の新世代エンジンを搭載する。
新型500Xは、500=チンクファミリーらしい親しみやすさをキープしながら、より力強く上質感のあるフロントフェイスへと表情を一新。グレードは300万円を下回る「500X(受注生産)」と、装備を充実させた「500X クロス」が設定される。

エクステリアは前後バンパーを一新するとともに、新デザインのLEDヘッドライトを採用し、「500X クロス」ではデイタイムライトやリアランプなどもLED式となる。上下で分割されたライトのデザインは、同じく上下で分割されている「500」のロゴをモチーフとしている。

パワートレーンは、レネゲードが先行採用したオールアルミ製の新世代1.3L直噴ターボ+6速デュアルクラッチを搭載。従来の1.4Lから排気量は小さくなっているにもかかわらず、最高出力は従来から11psアップの151ps、最大トルクは同じく20Nmアップの270Nmを発生する。
さらにWLTCモード燃費は、約10%向上となる13.5km/Lをマークしている。駆動方式はFF(前輪駆動)のみ。

両グレード共通の装備は、レザーステアリングや前席シートヒーター、フルオートエアコン、7インチタッチパネルモニター付のUconnectなど。緊急時の衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、リアパーキングカメラといった運転支援システムも標準装備される。

「500X クロス」ではこれらに加え、前席8ウェイパワーシート付のレザーシート、パドルシフト、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、フロントパーキングセンサーなども標準となる。
■グレードおよび価格
500X クロス=334万円
500X(受注生産)=298万円
(zlatan)
画像元:FCAジャパン







