世界最高のクルマを追い求めるロールス・ロイスの「コーチビルド」部門が復活した。馬車の時代から貴族たちの様々な要求に応えてきたコーチビルドは、贅沢で美しい馬車を創り上げ、それがそのまま自動車の時代へと受け継がれていた。

同社の「ビスポーク」がカタログモデルをベースに内外装を個別オーダーしていくのに対し、コーチビルドはボディデザインも含めた完全オーダーメイドとなる。

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そして、今回制作された「ボートテイル」は、高級ヨットをモチーフとした美しくも優雅なプロポーションや豪奢な室内空間を持ち、さらにはこれまでの概念を吹き飛ばすような“甘美なホスピタリティ機能”も備えている。

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ボートテイルの美しさの前にあっては、過剰な説明は不要だろう。光の当たり方によって表情を変えるクリアブルーや、ロールス初となる手描きのグラデーション・ボンネットも、その魅力を際立たせている。

ロールス・ロイスの「コーチビルド」が、甘美なホスピタリティ機能を実現

もちろん細部へのこだわりも強く、クラシカル×先進性を融合させたフロントランプ、左右に回り込んだウィンドスクリーン、ステンレス網のピンストライプを組み込んだ後部デッキなど、そこかしこにクラフトマンシップを感じさせる。

ロールス・ロイスの「コーチビルド」が、甘美なホスピタリティ機能を実現

最大のハイライトは、後部デッキに仕込まれた「ホスティング スイート」になるだろう。操作ボタンを押すと、蝶のような動きでデッキが開き、シャンパンセラーやグラス類、カクテルテーブルなどが姿を現す。もちろんシャンパンの保冷温度は完璧で、“マジック・カーペット”と謳われる乗り心地を活かしてリゾートへと運ばれる。

ロールス・ロイスの「コーチビルド」が、甘美なホスピタリティ機能を実現

インテリアレザーは、前席をダークブルー、後席をライトブルーとすることで、ドライバー志向であることやボンネットと調和した色調の変化を表現。

ステッチやパイピングは車載時計の針から着想を得たという“強いブルー”を施し、インパネにはキロシェと呼ばれる特殊な装飾技法が用いられている。

ロールス・ロイスの「コーチビルド」が、甘美なホスピタリティ機能を実現

また、スイスの高級時計ブランド「ボヴェ」とのコラボにより、腕時計として使用したり、フェイシア中央に車載時計としても配置できる、紳士用と淑女用のリバーシブル時計まで用意されている。

画像元:ロールス・ロイス・モーター・カーズ

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