リサーチや市場調査を手掛けている「クロス・マーケティング」社が、東京、神奈川、千葉、埼玉に在住する30代~50代の男女を対象に「ビジネスパーソンの運動に対する意識・実態調査」を実施した。
近年は、仕事が忙しくてもウォーキングやランニングなどの運動を日々の生活に取り入れているという人が増えているが、運動だけではなく仕事中のカロリー消費はどのようになっているのだろうか?
今回はカロリー消費から考えるトレーニングの適切な量や、日々の体調管理などに役立つデータを抜粋してご紹介しよう。
まずは、運動の重要性についての意識を調査したグラフから。


しかし、ビジネスの間のカロリー消費を度外視してトレーニングの量を決めている人が少なくないことも事実だ。
そこで、ここからは「ビジネスシーンにおける消費カロリー量」のデータを参考にし、適切なトレーニングの量を考えてみよう。
「つくばウエルネスリサーチ」が算出したオフィスワーカーの平均消費カロリーはなんと568.8kcal。
568.8kcalはランニング1時間分に相当し、この数値を基準に考えてみると営業や立ち仕事が多い職場では、さらに大きく上回るカロリーの消費が予想される。
この数値を気にせずにトレーニングの量を増やしてしまえばランニング1時間分以上を無視してしまうことと同じなので、ビジネスでのカロリー消費を頭に入れながらトレーニングすることが重要だと言えるだろう。
運動をすることは身体にとって非常に重要だが、注意点として、カロリーを消費しすぎると血の中の糖分が減少して血糖値が下がりすぎてしまったり、大きな疲労感などに繫がってしまう恐れがある。
「適切なカロリー消費」を意識しながら、運動することでビジネスにも張り合いが出るというベストな形を作って行きたいところだ。
*勤務時の平均消費カロリーはランニング1時間相当! 「今より運動量を増やしたい」人は約6割と、ビジネスパーソンの運動意識に変化