札幌市・宮の森にオープンする美術館「J Art Foundation」に、「チームラボ」の作品「教会跡に増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year」が登場。

同作品の展示は5月2日(金)から常設となっており、チケットは日時指定予約制で販売中だ。

美術館の中で体験する、新しい「チームラボ」の世界を体験してみては。

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自分と世界との関係を模索するアート集団

最新のテクノロジーを活用したシステムやデジタルコンテンツの開発を行う「チームラボ」は、2001年から活動を開始。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、さまざまな分野のスペシャリストから構成されており、集団的創造によってアート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団だ。

「チームラボ」は、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと考えている。

札幌に新しくオープンする「J Art Foundation」

2006年に北海道最初の現代美術館として開館した「札幌宮の森美術館」。

同館は国内外で活動する作家の活動を紹介し、多様な現代美術の動向を示し続けてきた。道内のほかの美術館とも協働しながら、さまざまな展覧会やイベントを開催。コレクションの有効活用や調査研究という、美術館の第一の目的を実現してきた。

そして今回、「札幌宮の森美術館」は、諸設備の改修を図るためおよそ7年の休館を経て「J Art Foundation」と名前を変え、リニューアル・オープンを迎えた。5月2日(金)には一部オープンする。

札幌・宮の森にオープンする美術館「J Art Foundation」で体験する、新たなチームラボの世界

鑑賞者と作品が連続する、不思議な世界

新しい作品「教会跡に増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year」で登場するのは「花」。

現実世界と同じ時間の流れの中で、花々は季節とともに移り変わっていく。花々は、誕生と死、増殖と死滅を繰り返しながら、季節とともに移り変わる。

そして、人々が花にふれると、花は倒れて死ぬ。

札幌・宮の森にオープンする美術館「J Art Foundation」で体験する、新たなチームラボの世界

この作品の世界は、「チームラボ」が考える「超主観空間」によって平面化しているため、レンズやパースペクティブによる平面化とは違い、鑑賞者は視点が固定されず、身体が自由で動的になる。

そして、作品世界が映し出された壁は、我々と作品との境界面にならず、花は壁の境界面を曖昧にし、作品世界は人々の身体のある空間と連続していく。

札幌・宮の森にオープンする美術館「J Art Foundation」で体験する、新たなチームラボの世界

札幌・宮の森にオープンする美術館「J Art Foundation」で体験する、新たなチームラボの世界

美しく、不思議な世界に浸ってみたい。

画像:©チームラボ

教会跡に増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year
展示期間:5月2日(金)~常設
会場:J Art Foundation
所在地:北海道札幌市中央区宮の森2条11-2-1
開館時間:13:00~20:00(最終入館は18:00)
チケット価格:2,000円 ※日時指定予約制
休館日:水曜日、木曜日(祝日の場合は開館)、12月25日(木)~2026年3月20日(金)
公式サイト:https://teamlab.art/jp/e/jartfoundation/
チケット購入サイト:https://artsticker.app/events/67883

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001093.000007339.html

(田原昌)

※休館日は変更する場合あり
※チケット販売はウェブサイトのみ、ミュージアム窓口では行わない

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