インテリアや工芸品の開発・製造・販売を手がける「KASOKEKI」が、新たな挑戦として和紙ランプブランド「KASOKEKI lamp」を立ち上げる。ブランドの設立やネットショップのグランドオープンは6月2日(月)を予定しており、同日より商品販売もスタートする。
自宅に和のテイストを取り入れたい人は、この機にチェックしてみては。
和紙をランプへと仕立てる「KASOKEKI lamp」
「KASOKEKI lamp」は、日本の伝統工芸を支えることを目的に立ち上げられた和紙ランプブランド。

従来の和紙を使ったランプや行灯は、竹や木でできた枠(フレーム)に和紙を貼り付けているものが多い。しかしKASOKEKI lampでは、フレームを一切使用しない独自の工法でランプを制作している。

フレームを省くため、製造工程も独特だ。
同ブランドではランプを作るためにまず、大阪・堺市の職人が手漉きで作り上げた極薄の和紙を水に濡らして柔らかくし、繊維を引き出しながら丁寧に裂いていく。
そして小さく裂いた和紙を丁寧に幾重にも貼り合わせていき、慎重にランプの形を形成。この貼り合わせの作業には、昔から使用されている澱粉や膠(にかわ)といった自然素材のみを使う。
貼り付け、乾かし、寝かせるといった作業を数十日かけて繰り返すことで、唯一無二のランプへと仕上がるのだ。

手間暇をかけて作られるKASOKEKI lampのランプはフレームを必要としないため、いわば“光源を遮る余計なもの”がない。光が和紙の繊維を透過して柔らかく空間へと広がり、人々に癒しの時間をもたらしてくれる。
多彩な商品ラインナップも魅力に
商品ラインナップは多彩で、空間を優しく照らすペンダントランプは25cmから40cmサイズまで用意。
例えば、「KoMorebi」は美濃和紙の落水紙を使ったランプで、ぽつぽつとした質感を活かして木漏れ日のような光を表現している。

KoMorebi 25 木洩灯 22,200円
さらに、近日発売予定の「hoToTo」は光の拡散性に優れたランプ。極薄の土佐和紙を使用しており、空間全体に優しい光を届ける。

hoToTo ほとと 19,800~55,800円
また、テーブルランプやデスクランプも、手のひらサイズからベッドサイドにぴったりのモデルまで多彩な品揃え。
美濃和紙のほか、吉野漆濾紙や阿波落水紙といった珍しい素材も使用することで、それぞれに違いを出している。

HonoKa 15 炎灯 9,800円
さらに同ブランドでは今後、オーダーメイドのニーズにも対応。用途や雰囲気に応じて、個別の希望に寄り添ってランプを制作するという。

伝統工芸を現代の暮らしに溶け込ませ、新たな価値を灯す「KASOKEKI lamp」。インテリア業界に革新をもたらしそうな予感だ。
KASOKEKI lamp公式サイト:https://store.kasokeki.com
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000150455.html
(IKKI)
※表記価格は6月2日(月)後の価格/全て税込