ティザー画像が事前公開されていた「ブガッティ ビジョン グランツーリスモ(GT)」が、フランクフルトの地でワールドプレミアを迎えた。
しかも“実車(フルスケールモデル)”として姿を現したことで、「ヴェイロン」のDNAを受け継ぐ次世代スーパースポーツへの期待も膨らんでくる。
「ブガッティ ビジョン グランツーリスモ(GT)」は、PS3ソフト「グランツーリスモ6」とのコラボから生まれた1台。ブガッティの次世代デザインが表現されたほか、空力テストなども実車レベルのシミュレーションに基づいて開発されたという。

地を這うようなド迫力の外観は、かつてル・マン24時間レースで優勝した「タイプ57タンク」をモチーフとしながら、最新の空力パーツやラジエターレイアウトなどが採用されている。
ブルーのツートンは、現在まで連綿と続くブガッティ栄光のブランドカラーだ。

心臓部には市販車の世界最高速記録(431.072km/h)を持つ「ヴェイロン」と同じく、4基のターボチャージャーを備えたW16エンジンを搭載。
エンジニアの計算によれば、ル・マン24時間が開催されるサルトサーキットの4つのセクションで400km/hオーバーを記録するという。

最後にブガッティ・オートモーティブ社長が寄せたコメントを紹介しておこう。
「このクルマはブガッティが新たに踏み出す旅の最初の一歩です。その旅は近い将来登場するブガッティのスーパースポーツカーによって、一つの頂点を迎えるだろう」
ブガッティの次世代スーパースポーツ、期待して良さそうだ。
(zlatan)
写真:ブガッティ・オートモービルズ











