次代を担う若きピアニストたちが横浜に集い、音楽の祭典「横浜市招待国際ピアノ演奏会」が11月16日(日)に幕を開ける。

今回は9年ぶりに大ホールへ舞台を移し、世界で注目される4名の演奏家が競演。

関連イベントや18歳以下の無料招待も実施し、音楽文化の未来を育てる多彩なプログラムを展開する。

大ホール©平舘平

世界の才能を発掘してきた、歴史ある音楽祭

1982年の創設以来、世界各国の新進気鋭のピアニストを招き、数多くの才能を世に送り出してきた「横浜市招待国際ピアノ演奏会」。

過去には藤田真央氏、小林愛実氏、三浦謙司氏らが出演し、世界的なピアニストへの第一歩を踏み出した登竜門的な存在でもある。

今年も、国際コンクールで実力が認められた4名が出演。それぞれの個性が光るプログラムで、ジャンルや国境を越えたピアノの魅力を届けてくれる。

初来日や注目株が並ぶ、4人の競演

出演するのは、タイから初来日のサン・ジッタカーン氏、フランスのジャン=ポール・ガスパリアン氏、ドイツのヨナス・アウミラー氏、日本とフランスのルーツを持つ田所光之マルセル氏の4名。

彼らはショパン、リスト、ドビュッシーといった名作をベースにしながらも、それぞれが独自の解釈で聴衆を魅了する。音楽と対峙する4通りのスタイルを、一度に味わえる貴重な機会となるだろう。

響き豊かな大ホールで、特別な一日を

近年は横浜みなとみらいホールの小ホールで開催されていた本演奏会だが、今回は「より多くの人にこの舞台を届けたい」との想いから、9年ぶりに大ホールで開催される。

約2,000席を擁するホールながら、ステージとの距離が近く感じられる構造で、豊かな響きと臨場感を両立。クラシック初心者から愛好家まで、音楽の深さにじっくりと浸れる空間が広がる。

深く澄んだ音に浸りながら、自らの感性と静かに向き合う時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

第43回 横浜市招待国際ピアノ演奏会
開催日:11月16日(日)
開演時間:15:00(14:20開場)※終演18:10予定
会場:横浜みなとみらいホール 大ホール
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-6
出演:サン・ジッタカーン、ジャン=ポール・ガスパリアン、ヨナス・アウミラー、田所光之マルセル
チケット:一般5,000円

公式サイト:https://mmh.yafjp.org/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001303.000014302.html

(山之内渉)

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