フィンランドの蒸留所「Kyrö Distillery Company(キュロ蒸留所)」が手がけるサウナ熟成ウイスキー「Sauna Stories No.1(サウナ・ストーリーズ ナンバーワン)」が、日本でもついに登場。限定1,908本中、日本割当はわずか36本という希少性が魅力の一本だ。
独自の熟成方法とフィンランド文化を背景に持つこのウイスキーは、これまでにない香味と深みを持ち、豊かな時間を求める大人にふさわしい選択肢となるだろう。
サウナとウイスキーが交差する、新たな熟成のかたち
フィンランドのキュロ蒸留所が創業10周年を記念して発表した「Sauna Stories No.1」は、ライモルトウイスキーをバーボン樽とラム樽で熟成し、さらに蒸留所内に設けられたサウナ室で追加熟成するという試み。これは蒸留工程で生じる余熱を利用し、最大50℃まで加温された空間で樽をゆるやかに温めるという手法だ。ウイスキーが“汗をかく”ように熟成されることで、雑味を排しつつ香味が凝縮されていく。
このプロセスにより生まれたのが、まろやかさと深みを兼ね備えた味わい。香りはトロピカルフルーツとクリーミーなバニラが立ち上がり、口に含むと熟した果実の甘みに続き、ライ麦とラムのコク、ホワイトペッパーのアクセントが余韻を引き締める。蒸留責任者ヴァルコネン氏が「最もリラックスしたウイスキー」と表現するその味わいは、落ち着きの中に芯を感じさせる、極めて調和のとれた仕上がりだ。

フィンランド文化を体現する1本、限定36本の希少性
サウナはフィンランドにおいて単なるリラクゼーションではない。かつては食材の乾燥や燻製にも用いられ、人々の暮らしの中核を成してきた空間。現代では“サウナ外交”という言葉もあるほど、国際的な信頼構築にも用いられている。この文化的背景を現代的に再解釈したのがキュロ蒸留所であり、今回のウイスキーはその理念を体現する象徴的存在だ。
100%フィンランド産ライ麦を使用し、国際的な評価も高い同蒸留所が放つ「Sauna Stories No.1」は、全世界で1,908本のみ。日本にはたった36本が割り当てられ、販売は抽選制というプレミアムな入手難度。その価値は、味わいだけでなく、背景にある哲学や文化的深みも含めてこそ真に理解されるべきだ。

ウイスキーの進化を味わう、新シリーズの幕開け
今後もサウナ熟成という独自製法を軸としたシリーズ展開が予定されており、これはウイスキーの可能性を広げる新たな潮流となるかもしれない。素材、技法、文化背景の全てにおいて独自性が際立つこの試みは、単なるトレンドを超えた価値を持ち、真にこだわりを持つ者たちにこそ響く。

高級感のある佇まいと、ほかにない製法から生まれる味わい。「Sauna Stories No.1」は、深く落ち着いた時間を過ごす大人のための、新たな選択肢となる。
KYRÖ 「Sauna Stories No.1」
容量:700ml
度数:50.8%
価格:19,800円(税込)
販売開始:7月7日(月)正午より
販売サイト:https://www.liquors-hasegawa.com/
※少量生産品のため抽選販売
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000132580.html
(Fumiya Maki)