ヒトの運動機能を強化する次世代ウェアラブルデバイス「Hypershell X(ハイパーシェル エックス)」がついに市販化され、日本公式サイトにて予約オーダーが始まっている。
ロボット工学と外骨格技術を組み合わせたパワードスーツである同デバイスは、アウトドアにおける身体への負担を大幅に軽減することで、新しい景色を見せてくれる。
インスピレーションの源泉は『攻殻機動隊』
同デバイスを開発したHypershell社は、人間の身体能力向上に特化したアウトドアテクノロジー企業として、2021年4月に大いなる一歩を踏み出している。

インスピレーションの源泉は、日本の伝説的なSF作品『攻殻機動隊(Ghost in the Shell)』で、最先端技術が紡ぎ出す“義体”の概念を現実のものに。同デバイスはユーザーの自由意思を拡張する外骨格として、日常やアウトドアシーンにおける身体動作をアシストする。
装着者の身体を外骨格によって“ハイパー化”
一般のコンシューマー向けに開発された「Hypershell X」は、重くて扱いにくかった従来の産業用パワードスーツとは異なり、わずか1.8kgの軽量設計とロボットを想わせるパワー、自然な動きを妨げない自由度を兼ね備えている。

同デバイスでは合計17個の高精度センサーを内蔵し、装着者の動作や姿勢、意図をリアルタイムで検知。センサーが取得した情報をもとに、両側に搭載されたモーターが0.03秒というスピードで反応し、最適なアシスト力を提供する。
この仕組みにより、装着者は自然な動作を維持しながら、脚部への負担を大幅に軽減したり、最大30kgの重さを軽減したりすることが可能になる。

また、交換可能な5000mAhバッテリーは、一度の充電で最大17.5kmの移動をアシスト。さらにIP54防塵防水規格とマイナス20度の環境下でも使える耐久性を備え、最大65Wの急速充電にも対応する。

ラインアップは3種類で、エントリーモデルの「Hypershell Go X」、長距離ハイキングや登山を楽しむ人に最適な「Hypershell Pro X」、プロのアウトドアガイド向けの「Hypershell Carbon X」を取り揃えている。

その他、「Hypershell+アプリ」を使えば、装置のリアルタイム調整やカスタマイズ設定はもちろん、冒険の軌跡を記録することもできる。
同デバイスを使って身体を“ハイパー化”して、自分の可能性を再定義してみたい。
Hypershell X
価格:139,800円(Hypershell Go X)、169,800円(Hypershell Pro X)、259,800円(Hypershell Carbon X)
公式サイト:https://jp.hypershell.tech/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000110489.html
(zlatan)
※価格はすべて税込