熟成酒ブランド「八継(はっけい)」の「刻17 伝承」が、『Milano Sake Challenge 2025』の日本酒デザイン審査・古酒部門において、Good Design賞を獲得した。
17年の年月をかけて熟成された大吟醸酒は、控えめな香りと琥珀色を特徴とし、ワインのような複層的な味の構造が驚きと感動をもたらすという。
誰かに「語りたくなる熟成酒」を提案中
“時を継ぎ、物語を醸す”をコンセプトとする同ブランドは、誰かに伝えたい想いとともに節目の時間に寄り添う、「語りたくなる熟成酒」を提案している。

ブランド名の「八」は無限の可能性や時空の広がりを象徴し、「継」には技術や記憶、文化を受け継いでいくという意思が込められている。
背景にあるストーリーや文化的意義も評価基準に
2019年にスタートした『Milano Sake Challenge』は、ミラノに拠点を置く「イタリア酒ソムリエ協会」が主催する国際日本酒コンペティションで、審査員は一流レストランのソムリエやバイヤーを中心に構成されている。

審査対象のひとつであるGood Design賞は、クリエイティブな特別賞という位置づけ。同賞では、視覚的な美しさのみならず、背景にあるストーリーや文化的意義、ブランディングの完成度までが評価基準になっている。
幾層にも重なる味わいの奥行きと静謐な余韻
Good Design賞を獲得した「刻17 伝承」は、17年の長期低温熟成を経た大吟醸酒をベースに、幾層にも重なる味わいの奥行きと静謐な余韻を楽しめる1本に仕立てられている。

黒と銀を基調とした静謐な佇まいと、17年という歳月を映す深い味わいは、それぞれが共鳴し合うことで「時と自然を継ぐ」という八継の世界観を体現する。
ラベルには、繊細な線画によって描かれた、静かに佇むキジの姿を採用。この絵は、自然保護とアートの力を融合する活動の一環として制作されたもので、同商品の売上の一部は、鳥類研究や在来種の保護保全を行う団体に寄付されるという。
また、三角柱を特徴とするパッケージの内側にも、自然と時間を感じられる工夫が施され、ギフトとしても高い完成度を誇る。

その味わいは、いわば「静かな時間の記録」。
時間と想いを伝承する特別な1本は、大切な人との節目にゆっくりと味わってみたい。
八継「刻17 伝承」
価格:77,000円(税込)
醸造年:2007年
アルコール分:16.5度
容量:720ml
公式オンラインストア:https://www.hakkei.shop/f/densho
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000118324.html
(zlatan)