ロック界の象徴的存在として50年にわたり第一線を走り続けるブルース・スプリングスティーン。その若き日を描く映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が、11月14日(金)より全国公開される。
主演を務めるのは、ジェレミー・アレン・ホワイト。物語は1982年、『Born In The U.S.A.』発表直前のスプリングスティーンが、成功の重圧と過去に向き合う姿を追う。
成功の影にあった孤独と葛藤
1973年にデビューし、1975年の「明日なき暴走」で一躍スターダムに駆け上がったスプリングスティーン。
1984年のアルバム『Born In The U.S.A.』は全世界で3,000万枚以上を売り上げ、音楽史に残る大ヒットとなった。本作は、その2年前、成功の直前にあった彼の内面に迫る物語だ。

舞台は1982年のニュージャージー。スプリングスティーンは4トラックの録音機に向かい、たった一人で曲を紡ぐ。ヒットや栄光ではなく、自身の心の奥底にある“本当の声”を形にする創作過程が描かれる。
実力派キャストと監督陣が集結
スプリングスティーン役のジェレミー・アレン・ホワイトは、「ディズニー+」のテレビシリーズ『一流シェフのファミリーレストラン』でゴールデングローブ賞テレビ部門主演男優賞を3年連続、エミー賞主演男優賞を2年連続で受賞し、同賞で4年連続ノミネートという記録を打ち立てた実力派だ。
共演にはマネージャー役のジェレミー・ストロング、父役のスティーヴン・グレアム、サウンドエンジニア役のポール・ウォルター・ハウザーなどが名を連ねる。

監督・脚本は『クレイジー・ハート』でアカデミー賞主演男優賞と歌曲賞を受賞したスコット・クーパー。受賞歴を誇る顔ぶれが、物語を鮮やかに描き出す。
アカデミー賞有力候補との呼び声
6月に公開された予告編は大きな反響を呼び、米メディアのアカデミー賞予想でも複数部門で候補入りしている。
場面写真では、ジェレミー・アレン・ホワイト演じるスプリングスティーンが「明日なき暴走」を熱唱する姿や、マネージャーとの打ち合わせの様子が初公開された。

音楽と共に歩んできた彼の人生、その孤独と創造の軌跡をスクリーンで体感してみてはいかがだろうか。
スプリングスティーン 孤独のハイウェイ
公開日:11月14日(金)
監督・脚本:スコット・クーパー
原作:ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」
主演:ジェレミー・アレン・ホワイト
共演:ジェレミー・ストロング、ポール・ウォルター・ハウザー、スティーヴン・グレアム、オデッサ・ヤング ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen
(山之内渉)
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