静岡県の「ガイアフロー静岡蒸溜所」は、自社製造のウイスキー原酒を樽ごと予約販売する「プライベートカスク」プログラムを行っている。

今回、希少な静岡県産大麦100%を使用したウイスキー樽を所有する「プライベートカスク2026 バレル 静岡大麦」の受け付けを開始した。

最長10年まで熟成できる、自分だけのウイスキーに注目したい。

世界にひとつだけ。ウイスキーを樽ごと所有する「静岡プライベー...の画像はこちら >>

静岡に根ざしたシングルモルトウイスキーを生産

「ガイアフロー静岡蒸溜所」は、“静岡らしいウイスキーを造る”という目標のもとに創設され、2016年よりシングルモルトウイスキーの生産を開始した。

2022年からは、ジャパニーズウイスキーでは例のない、大麦の産地で製品を造り分けた「ポットスティルシリーズ」を発売し話題に。海外でも高く評価されており、2024年に世界的なコンペにて「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルW 純日本大麦 初版」が、カテゴリー内で日本最高賞を受賞している。

世界にひとつだけ。ウイスキーを樽ごと所有する「静岡プライベートカスク2026 バレル 静岡大麦」

希少な静岡県産大麦を使用した自分だけのウイスキー

「プライベートカスク」は、創業当初より実施している樽オーナーを募集するプログラムだ。誰でもウイスキーを樽で予約購入できるこのシステムは、ウイスキー愛好家の「自分の樽を持つ」という夢を叶えるもので、年々人気となっている。

世界にひとつだけ。ウイスキーを樽ごと所有する「静岡プライベートカスク2026 バレル 静岡大麦」

世界的にも珍しい、地元産大麦を使用したウイスキー

同商品は、県内でウイスキーのために栽培、収穫した二条大麦を、国内の製麦場で泥炭を焚かずにモルトに仕上げたものを100%使用している。大麦生産者の顔が見える、世界的にも希少な「ローカルバーレイ(地元産大麦)」だ。

今回使用する大麦は今年の5月に収穫されたもの。例年に比べ豊作であった上、非常に良質な出来となった。

世界にひとつだけ。ウイスキーを樽ごと所有する「静岡プライベートカスク2026 バレル 静岡大麦」

1回目の蒸留を蒸留機の違いで選べる2タイプ

同蒸溜所では2つの蒸留機で初留(1回目の蒸留)を行っており、今回はどちらかのタイプが選べる。

スコットランド製の「直火蒸留機W」は薪を使用し、ヘビーでパワフル、香ばしい甘さを持った味わいが特徴だ。

一方、「軽井沢蒸留所」から移設された「蒸留機K」は、スチームによる間接加熱。軽やかで華やか、フルーティーな香りが楽しめる。

世界にひとつだけ。ウイスキーを樽ごと所有する「静岡プライベートカスク2026 バレル 静岡大麦」

原酒を詰めた新樽の熟成は3年から10年まで

同商品に使用される180Lの樽は、アメリカ・ケンタッキー州の新樽を馴染ませたもの。最長熟成期間は10年となっており、3年以上の熟成期間後は、いつでもボトリングが可能だ。

樽詰め直後から随時サンプルの採取ができるので、味わいを確かめながら好きなタイミングを見極めよう。希望のボトルサイズ、アルコール度数でボトリングして届けてもらえる。

また、カスクオーナーになると、原酒の樽詰めの立ち会いや、自分の樽のニューメイクスピリッツがもらえるなど、さまざまな特典がある。

世界にひとつだけ。ウイスキーを樽ごと所有する「静岡プライベートカスク2026 バレル 静岡大麦」

世界にひとつだけ。ウイスキーを樽ごと所有する「静岡プライベートカスク2026 バレル 静岡大麦」

ウイスキーの成長が楽しみになるプロジェクトだ。

静岡プライベートカスク2026 バレル 静岡大麦
蒸留の時期:2026年
ボトリングの時期:樽詰め日から3年経過以降、10年まで
申込み可能数:ひとりの名義で、初留タイプごとに1挺ずつ、計2挺まで
予約申込金額:2,250,000円(税・諸費用別)
申し込み方法:https://shizuoka-distillery.jp/products/private-cask/privatecask2026-barrel/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000160191.html

(田原昌)

※ボトリング時に各税や送料、別途諸費用等の支払いが発生

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