金属加工の町として知られる新潟・三条に、新たなファクトリーブランドが誕生した。
後藤鉄工所が今回新たに立ち上げた自社オリジナルのブランド「G-GOODS(ジーグッズ)」は、熟練の職人技を凝縮したプロダクトを世に送り出す。
なお、公式オンラインサイトではすでに完売しているが、8月29日(金)~9月5日(金)にJR東京駅改札内で行われる「JRE Local Hub 燕三条 in Tokyo Station」に出展する。
1951年創業の町工場が挑む新たな価値創造
1951年創業の後藤鉄工所は、自動車やロボット、農業機械の部品を幅広く手掛けてきた金属加工のスペシャリストだ。1000分の1ミリ単位の精度を誇る同鉄工所の技術は、長年にわたり日本の基幹産業を支えてきた。
しかし、産業構造の変化や人材不足という課題を前に、受注産業に依存するだけでは未来は拓けない。そこで誕生したのが、自社開発ブランド「G-GOODS」。自ら企画・設計・製造までを一貫して行うことで、町工場の技術と精神を新しいかたちで発信していく。

削り出された「金属の美学」を美しく表現
同ブランドの第一弾として発表された「BALLPOINT PEN(TYPE A)」は、金属塊からNC旋盤で削り出されたボールペンだ。航空機にも使われる軽量かつ高硬度のジェラルミンが用いられており、その無垢な質感が最大限に引き出されている。
本体のすべてのパーツが金属製となっており、内部にまで職人の精緻な加工が施されることで、無駄のない構造美を体現する。デザインは先端へ向かって繊細に絞り込まれ、重心が自然に手元へ集まる設計。金属製とは思えぬほど軽やかで、長時間の筆記でも疲れにくい書き心地を実現する。
ものづくりの力を体感できる書き心地
同商品に込められた魅力は、その見た目の美しさだけではない。ジェットストリームの替芯に対応しているため、特別な時に使う1本としてだけでなく、日常の筆記具としても高い実用性を持つ。重さはわずか21gと絶妙なバランスで、ビジネスシーンや贈答品としてもふさわしい。
一見無機質でありながらも確かなこだわりが光る同商品は、デスクに置くだけで空間に凛とした存在感を放ち、使うたびに「ものづくりの力」を実感できるだろう。
町工場の挑戦は未来へと続いていく
同ブランドは今後、東京駅構内での展示販売「JRE Local Hub 燕三条 in Tokyo Station」などに出展予定だ。伝統ある町工場が、産地と都市をつなぎ、新しいマーケットを開拓する取り組みは、ものづくりの未来を示す挑戦といえる。

同商品は、金属の冷たさを超えて、手にする者の感性に響く温かみをもつ。熟練の職人技と新しい発想の融合は、道具を超えて“使う喜び”を与えてくれるだろう。
JR東京駅で行われるイベント「JRE Local Hub 燕三条 in Tokyo Station」は、G-GOODS製品を直接手に取れる貴重な機会となる。燕三条発の挑戦は、日常に小さな革新をもたらしてくれるはずだ。
BALLPOINT PEN(TYPE A)
価格:13,200円(税込)
素材:ジェラルミン、ステンレススチール
製品重量:21g(パッケージを含まない)
対応替芯:三菱鉛筆ジェットストリーム(SXR-80-38 ~ SXR-80-10)等
商品ページ:https://g-goods.jp/products/ballpoint-pen-type-a-test
JRE Local Hub 燕三条 in Tokyo Station
開催場所:JR東京駅改札内地下1階イベントスペース「スクエア ゼロ」
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目9番1号
開催期間:8月29日(金)~9月5日(金)
開催概要:https://www.jreast.co.jp/press/2025/niigata/20250808_ni02.pdf
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000167458.html
(kyoko.)