愛知県豊橋市のインテリアショップ「SEVEN STYLE(セブンスタイル)」は開店15周年を記念して、徳島県にある木製椅子メーカー「宮崎椅子製作所」の別注モデルを発表。8月20日(水)より数量限定で発売した。
デンマークの家具デザイナーであるカイ・クリスチャンセン氏が手がけた椅子「No.42」が、高級銘木を使用した復刻モデルとして蘇る。
SEVEN STYLEが宮崎椅子製作所別注モデルを発売
2010年にオープンしたSEVEN STYLEは北欧ヴィンテージ家具を取り扱っており、15周年を迎える節目に宮崎椅子製作所との別注モデルの企画が実現した。


別注モデルには宮崎椅子製作所が倉庫で大切に保管していた貴重な木材を使用する。通常モデルでは使っていない「ローズウッド材」「チーク材」「ウェンジ材」だ。
宮崎椅子製作所のローズウッドはワシントン条約の規制前に正規ルートでインドから輸入した銘木。硬質で耐久性・安定性に優れ、高級木材のチーク材よりもさらに高級とされる。

ローズウッド材
チーク材は宮崎椅子製作所がメンテナンス用として備蓄していたミャンマー産のもの。天然オイル成分が豊富でしっとりとした肌触りが特徴。耐水性に優れ、今回の3樹種の中でもっとも経年変化を楽しめる素材だ。

チーク材
そして、古くから貴重な木材とされるウェンジ材はザイール産のもので、黒褐色の独特な表情を持つ。しっかりと乾燥させることで木材収縮が少なく、安定性・耐久性・強度に優れる。

ウェンジ材
布張地はデンマークに唯一残る椅子生地メーカー「Kjellerup Vaeveri(ケアロップ ヴァヴェリ)」が生産する天然繊維の生地「LAESO(ラス)」を使用。ウール主組成の生地で耐久性に優れ、汚れにも強い。
革張地はデンマークの高級皮革メーカー「Sorensen Leather(ソーレンセンレザー)」が生産する天然皮革を使用。布・革張地、いずれも美しい経年変化を楽しめる。


「宮崎椅子製作所」がつくる「No.42」
宮崎椅子製作所が生産する「No.42」はヴィンテージの「No.42」と比較して、構造上の設計を改善するなどの工夫が施されている。例えば、ヴィンテージでは破損していることが多い背もたれのリクライニング機能を改良し、耐久性を向上させている。
そして、作り手の顔や生産現場の空気を感じられることも魅力の一つ。これは、相手を敬いながら思いやりを持って家具づくりに取り組む宮崎椅子製作所だからこそ。
宮崎椅子製作所のすべての家具は受注生産となっており、納期は「2ヶ月から3ヶ月」かかる。すべての家具に目が行き届く環境で生産し、高品質な椅子を生み出しているからだ。

カイ・クリスチャンセン氏。宮崎椅子製作所の工場にて
なお、別注モデルの販売期間は2026年3月31日(火)までだが、使用する木材がなくなり次第販売を終了する。SEVEN STYLEではカイ・クリスチャンセン氏デザインの「ペーパーナイフソファ」(1人掛け)、「ペーパーナイフ オットマン」も9月以降に発売を控えているので合わせてチェックしてみて。

今回発売した別注モデルは、現代に暮らしに溶け込む復刻モデルとして注目を集めそうだ。
No.42|SEVEN STYLE 15周年記念別注モデル
素材(樹種):ローズウッド材/チーク材/ウェンジ材
販売場所:SEVEN STYLE
所在地:愛知県豊橋市広小路3-28
オンラインストア:https://sevenstyle.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000110138.html
(hachi)