札幌市白石区に、テスラの蓄電池と壁面太陽光パネルを備えたGX(グリーントランスフォーメーション)住宅の常設モデルハウスが誕生する。公開は8月23日(土)から。
寒冷地に対応した再生可能エネルギー設計により、“電力自給自足の最大化”を目指した住まいとなっている。スマートな暮らしとエネルギー効率を両立させた、次世代型の住宅モデルだ。
壁面×屋根のハイブリッド発電設計
今回のモデルハウスは、5月に旭川で先行公開された「錦町モデル」に続いて公開される。
壁面9枚・屋根面6枚、合計15枚の太陽光パネルを搭載し、総発電容量は6.45kWに達する。採用されたのは、高耐久かつ高効率なN型両面ガラスパネル(SIソーラー製)だ。
積雪の影響を受けにくい壁面設置に加え、夏季の発電補助として屋根設置も組み合わせることで、通年での発電バランスが向上している。
あわせて、テスラ社製の家庭用蓄電池「Powerwall」(13.5kWh)を標準搭載。一般的な蓄電池の約2倍の容量を備え、スマートフォンでのエネルギー管理にも対応している。
“光熱費ゼロ”とレジリエンスの両立を目指す暮らし
GX住宅が目指すのは、電力会社に依存しないライフスタイルだ。
再生可能エネルギーを活用し、光熱費ゼロの実現を目指すだけでなく、災害時には蓄電池が非常用電源として機能。個人宅レベルで地域のエネルギーレジリエンスにも貢献する。
さらに、IoT対応設備により、照明や空調の遠隔操作も可能。日常の快適性と省エネ性を両立するスマートな暮らしが描かれている。
ガレージとエネルギーの融合が示す未来
本モデルでは、テスラ蓄電池と「インナーガレージ」の組み合わせも注目ポイント。
将来的には電気自動車(EV)との連携や、V2H(Vehicle to Home)技術を活用した双方向の電力活用も視野に入れた設計となっており、住宅と車のエネルギー統合にも対応できる可能性を備えている。
北海道から始まるGX住宅の実装モデル
ジョイフルホームは、北海道という寒冷地の気候に対応したGX住宅の開発と普及に取り組んできた。
今回の札幌・白石モデルは、そうした取り組みを常設展示として体感できる。旭川・札幌を起点に、今後も地域に根ざしたGX住宅の展開を進めていくとしている。
新しい住まいの選択肢に出会いに、モデルハウスを訪れてみてはいかがだろうか。
ジョイフルホーム GX住宅 常設モデル(札幌・白石)
所在地:北海道札幌市白石区北郷4条7丁目3番1号
間取り:3LDK
延床面積:149.68平米(車庫含む)
公開日:8月23日(土)~
公式サイト:https://www.joyfullhome.com/event/sapporo/20250806-19750/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000161901.html
(山之内渉)