9月4日(木)から9月9日(火)まで、詩人・音楽家の山崎円城氏による作品展「言葉のうつわ」が大阪・南船場「odd numbers | sir______」にて開催される。

本展は、OSAJIのブランドディレクター茂田正和氏からの声掛けをきっかけに始動した企画であり、詩と言葉が日常の中に静かに存在することを目指したインスタレーションとなっている。

暮らしの器に詩を刻む。山崎円城による作品展「言葉のうつわ」が...の画像はこちら >>

日常に寄り添う詩のかたちを、“器”に刻む

山崎円城氏は、ジャズパンクユニットF.I.B JOURNALなどでの音楽活動に加え、詩人としても活躍する表現者。今展では、ヴィンテージの花器やライト、鏡といった生活空間にある器物に、山崎氏がタギングを施した作品を展示する。

山崎円城氏

茂田正和氏

「詩が日々の暮らしに寄り添えるように」という茂田氏との共通の願いのもと、佇まいは控えめでありながらも、力強い言葉が生活の中に深く染み込むような作品群が並ぶ。

詩・音・香り──3つの感覚が交差する会場で

会場では、山崎氏が詩を手がけ、OSAJIディレクターの茂田氏が調香・処方を担当した限定ハンドウォッシュ「言葉のうつわ」も販売される。ボトルには磁器作家の手によって詩が彫り込まれ、使い終えた後は一輪挿しとしても楽しめる仕様だ。

暮らしの器に詩を刻む。山崎円城による作品展「言葉のうつわ」が大阪で開催

そのほか、茂田氏が主宰する音楽レーベル“fooop”よりリリースされた山崎氏の12インチLP「現象 hyphenated」も取り扱い、詩・音・香りの三つが織りなす空間となる。

会場は登録有形文化財、感性を刺激する空間へ

展示会場となる「odd numbers | sir______」は、大阪農林会館の3階に位置し、登録有形文化財にも指定されている建築空間。ファッションやアート、クラフトなど多様な文化が交差するこの場所にて、本展は開催される。

暮らしの器に詩を刻む。山崎円城による作品展「言葉のうつわ」が大阪で開催

2025年を“感性の時代”の入口と捉える山崎氏と茂田氏による、静かで力強いメッセージを体感してみてはいかがだろうか。

言葉のうつわ Madoki Yamasaki
会期:9月4日(木)~9月9日(火)
時間:11:00~19:00(日祝は18:00まで)
定休日:水曜定休
会場:odd numbers | sir______
所在地:大阪府大阪市中央区南船場3丁目2-6 大阪農林会館3F 300号
入場料:無料
アーティスト在廊予定:9月6日(土)13:00~19:00、7日(日)13:00~18:00

OSAJI公式サイト:https://osaji.net

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000149307.html

(山之内渉)

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