岐阜・飛騨市は、豊かな自然と農産物を首都圏に届ける特別イベント「ファーマーズキッチン」を8月30日(土)、東京・武蔵小山の「Eme~ワイン&ビストロ」で開催する。
イベント当日は、飛騨の有機農家が育てた新鮮な野菜や米を使い、シェフたちが腕を振るう一日限りのコース料理が登場。
飛騨の農家と都内シェフが織りなす一夜限りの饗宴
今回のイベントには、農薬・化学肥料を使わず栽培を行う飛騨市の有機農家9名が参加。高冷地特有の昼夜の寒暖差で育った野菜は味が濃く、香りが豊かだと定評がある。
会場となる「Eme」には当日朝に収穫された野菜がそのまま届けられ、鮮度抜群の状態で調理される。
料理を手がけるのは、フレンチやビストロの技法を熟知した武藤恭通氏をはじめ、料理家・遠藤千恵氏、「Cizia」の馬場且江氏、世界を旅する料理人・山﨑真人氏ら、食の多様な世界を体現するプロフェッショナルたちだ。彼らの手によって飛騨の素朴な食材が新たな一皿として再構築され、地方と都市、伝統と革新が交差する特別なダイニング体験が生まれる。

11品の特別コースと農家直送の朝採れ野菜販売
イベントでは、飛騨市の農家が栽培した野菜・米・穀類を用いた全11品のコース料理を提供。形式はカジュアルなシェアスタイルで、参加者同士が自然と会話を交わしながら食事を楽しめる。
ウェルカムドリンクと土産つきで、昼・夜それぞれ18名限定という少人数制のため、一人ひとりがゆったりと食に向き合える時間が確保されている。
さらに、会場では飛騨野菜の店頭販売も行われ、イベントで味わったばかりの食材をその場で購入できる。飛騨特産のトマト、ほうれんそう、甘味の強い米など、都会ではなかなか出会えない旬の味覚が揃う予定だ。

飛騨市が描く「食のまちづくり」と都市連携の未来
飛騨市は標高200mから1,000mに及ぶ高冷地と豊かな森林に囲まれた地で、季節ごとに異なる食材が採れる。春には山菜、夏には高原野菜、秋には香茸や舞茸、冬には雪下野菜と、年間を通して多彩な味覚を楽しむことができる。
市では2021年に「食のまちづくり推進課」を新設し、農業者と都市部の消費者をつなぐ取り組みを本格化。
生産者が自ら都市に足を運び、食材の魅力や背景を語ることで、単なる販売ではなく“ストーリーのある食体験”を届ける。こうした活動は、今後の地方創生や持続可能な食文化づくりにもつながるだろう。

「ファーマーズキッチン」は、地方の生産者と都市の消費者をつなぐ新しいかたちの食イベントだ。単に料理を味わうだけではなく、その裏にある土地の風土や生産者の想いを知ることで、食卓に広がる一皿の意味が変わるはず。
同イベントに足を運び、飛騨の旬を首都圏で体感したい。
ファーマーズキッチン
日時:8月30日(土)昼の部12:00~15:00、夜の部18:00~21:00
場所:Eme~ワイン&ビストロ
所在地:東京都品川区小山3-11-2 1F
参加費・定員:昼の部/夜の部ともに11,000円(税・サービス料込)・定員各18名
予約ページ:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd0WOWwvtVaSY3mPi-I3ZLW_tOwmQlHeoj7_rYxf6z_UQBqdQ/viewform
詳細ページ:https://hidaichi.jp/category_82/farmers2025.html
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000120394.html
(kyoko.)
※別途1ドリンクオーダーが必要
※支払いは当日現金