英字ライフスタイルマガジン『Tokyo Weekender』が、9月26日(金)に創刊55周年を記念した最新号『The Icons Issue』を発行した。

同号では、世界的写真家レスリー・キー氏が撮り下ろした15名のポートレートを独占公開。

日本の文化的アイコンたちが織りなす姿を通して、「文化の継承」というテーマを浮き彫りにする。

レスリー・キーが語る原点と創造の哲学

今号の表紙には、シンガポール出身で日本を拠点に活動する写真家レスリー・キー氏が登場。ビヨンセやマドンナを撮影してきた彼は、今回の特別インタビューで自身の原点を振り返った。

亡き母を撮影できなかった後悔が写真家としての哲学を形作ったこと、そして「夢があるなら、迷わず今シャッターを切るべき」と語るその言葉には、情熱と喪失から生まれた強い信念が込められている。

15名の「アイコン」が体現する文化の継承

特集「TW ICONS」では、建築家の隈研吾氏、映画監督の河瀨直美氏、音楽家の小曽根真氏、ファッションデザイナーの森永邦彦氏をはじめ、エンターテインメントやスポーツ、アートなど幅広い分野から15名のトップランナーを紹介する。

レスリー・キーが撮り下ろしたポートレートは、彼らの生き様を通して現代日本の文化的アイデンティティを映し出す。変化の時代における「文化をどう継承し、未来へつなぐか」という問いに、誌面全体で向き合う構成となっている。

多彩な特集で映す日本の現在地

同号ではそのほかに、ANREALAGEの森永邦彦氏の創造性に迫る特集や、59歳の「踊るサラリーマン」内海透氏、仏像彫刻家・宮本我休氏らを取り上げた記事も収録。

さらに千葉・安房地域のサイクリングルートを紹介するなど、ライフスタイルマガジンとしての視点を活かした多彩なコンテンツが並ぶ。

創刊以来55年間、日本の文化を世界へ発信し続けてきた『Tokyo Weekender』が、記念号に込めた集大成となる一冊だ。

読者に届ける「未来への物語」

1970年の創刊以来、日本最古の英字誌として進化を続けてきた『Tokyo Weekender』。エグゼクティブ・ディレクターのリアム・ラムショウ氏は「この記念号を通じて、日本文化と未来への創造性を感じていただければ」と語っている。

レスリー・キー氏が写し出したポートレートとインタビュー、そして15名のアイコンの姿を通じて、文化が持つ力を改めて体感できるだろう。

Tokyo Weekender 2025 Vol.3『The Icons Issue』
発行日:9月26日(金)
配布:都内約400か所にて約20,000部、オンライン版も無料公開

tokyo Weekender 公式サイト:https://www.tokyoweekender.com/magazine-archives/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000217.000017308.html

(山之内渉)

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