いよいよNintendo Switchで発売された『マリオカート8 デラックス』。読者の皆さんも、さっそくカートやバイクに乗り込んで暴れまわっているでしょうか。
本作は誰でも遊べるカジュアルなレースゲームですが、それでもやはりプレイヤーの腕前が反映されるのも事実。知っていると有利になる情報もいろいろとあります。

今回の記事では、わかばドライバーのために8つのコツをお伝えします。こっそり学んで友達や家族を出し抜いてしまいましょう。

◆(1)アシスト機能について

カートを選択する場面(もしくはポーズ中)、各種アシストを選択することができます。アシストなんていらないと言いたくなるかもしれませんが、『マリオカート』を遊ぶのがはじめてならばオンにしておくことをおすすめします。

■ハンドルアシスト
ハンドルアシスト機能をオンにすると、コースアウトせずに走れるようになります。簡単なコースならこれがなくても難なく走れるかもしれませんが、レインボーロードなどは初心者にとってはかなり恐ろしいもの。操作に慣れないうちは素直にオンにしておくといいかもしれません。

しかしハンドルアシスト機能をオンにしていると、後述の「ウルトラミニターボ」が使えなくなってしまいます。そのため、慣れるまでの機能と考えておきましょう。

■ジャイロ操作
ジャイロ操作をオンにすると、Joy-Conなどを本物のハンドルのように操作することができます。
逆に、オフにすればコントローラーのスティックや十字キーで操作するタイプになるので、好みに合わせて選びましょう。

慎重・確実に操作するならばオフにすることを推奨しますが、Joy-Conを振り回してワイワイ騒ぎつつ遊ぶのも一興。その場の雰囲気や状況に合わせてみるのもいいでしょう。

■オートアクセル
オートアクセルは名前のとおり、アクセルを自動で踏んでくれるアシスト。ハンドルアシストも同時につけるとコーナリングやアイテムの使用に集中できますし、とても幼い子供でもプレイすることができるでしょう。

◆(2)キャラクターの重さ

■重量という概念
『マリオカート』シリーズのキャラクターは重かったり軽かったりします。軽量級のキャラクターは加速に優れていますが最高速度が低め、中量級は平均的、そして重量級は加速が悪いものの最高速度がかなり高いという設定です。また、それぞれのカテゴリ内でもより軽いかより重いかという差が存在しています。

初心者におすすめなのは、ノコノコ・キノピオ・ベビィ系列・しずえなどの軽量級。コーナーも曲がりやすいですし、万が一ミスしてしまっても加速の速さで復帰しやすいのも特徴。ただし、軽いだけあってふっとばされやすいので注意が必要です。

慣れてきたらマリオやヨッシーなどの中量級、使いこなせる自信が湧いたらロゼッタやクッパなどの重量級を選んでみるといいかもしれません。


◆(3)カートの選び方

■カスタマイズが勝負を決める
キャラクターを選んだあとは、カート・タイヤ・カイトの3種類を選択することができます。この際に+/-ボタンを押すと、「スピード」「加速」「重さ」「曲がりやすさ」「滑りにくさ」という5つの能力を確認可能。カートやパーツによって性能が変化するので、キャラクターに合った方向性のカスタマイズするといいかもしれません。

また、カートやバイクなどマシンの種類によって得意なコースが異なるのですが、最初は見た目を重視して選んでも問題なし。好きなカート・バイクで自由に走りましょう。

◆(4)まずはロケットスタートを決めろ!

■タイミングは“2”
レースが開始する時に「3 2 1」とカウントが行われますが、この時“2”のタイミングでアクセルを踏み始めると「ロケットスタート」が発動、いきなりターボでレースを始めることができます。少し慣れれば確実にできるようになるので、これはぜひ挑戦してみましょう。

ただし、押すタイミングが早すぎると逆にトラブルが起こって出遅れてしまうので注意が必要です。また、“2”のタイミングから遅れてしまうとロケットスタートの効果も遅れただけ減少してしまいます。

◆(5)ドリフトでミニターボを忘れずに

■曲がる時の大事なポイント
Rボタン(ZR、もしくはSRボタン)を押すと小さくジャンプすることができます。この小さなジャンプをしてからボタンを押しっぱなしにしつつコーナーを曲がると、ドリフトが可能。ドリフトを続けているとタイヤから火花が飛び散るので、そこでRボタンを離すと「ミニターボ」が発動します。


ミニターボは3段階存在し、「ミニターボ」「スーパーミニターボ」「ウルトラミニターボ」と、ドリフトをし続ければし続けるほど効果が強くなっていきます。これがあるとないとでは大違い、曲がりやすい場所では絶対に狙っていきましょう。ただし、ターボを貯めようとして膨れすぎると逆効果なので注意。なお、軽量級のほうがターボは溜まりやすいようです。

◆(6)スピードアップのコツ

■カッコよくて速くなるジャンプアクション
ジャンプ台で飛んだ時や凸凹道を走っている時もRボタンを押してみましょう。スピードに乗れていてある程度の高さがある場合、「ジャンプアクション」が発生して着地後にカートが速くなります。ジャンプアクションはキャラクターごとに異なるのでそれも見所です。

■空気抵抗を利用するスリップストリーム
誰かの後ろにくっついて走っていると「スリップストリーム」が発生します。混戦模様の時に狙うと集団から抜け出すことができるものの、相手が後ろにこうらやバナナを投げてくる可能性もあるので注意が必要です。

■反重力の時はスピンターボ
青いゾーンを踏んで反重力エリアに入ったら、青いオブジェクトや他のカートにぶつかってみましょう。「スピンターボ」が発動してより早く進むことができます。相手の妨害を受けて足が止まってしまった時など、すぐに復帰できるので役立ちます。


■コイン集めも大事
コースの途中にはコインが落ちていますが、できればこれを拾っていきましょう。コインを持っていれば持っているほど最高速度が上がるため、レースではかなり大きな差になっていきます。ちなみに『どうぶつの森』『ゼルダの伝説』『スプラトゥーン』コースでは、コインがそれぞれのゲーム仕様になっているのにも注目です。

◆(7)アイテムの使い方(キノコ編)

■キノコの使い時
本作にはさまざまなアイテムが登場しますが、ダッシュキノコの使い方はかなり大事でしょう。直線で相手を抜く時に使うのもいいのですが、大事なのはコースから外れた場所を走る場合だったりします。たとえばダートがあるために曲がらなければいけない場所でも、ダッシュキノコさえあればその加速で直線的に突っ切れてしまうわけです。

ほかには、ダッシュキノコを前提としたショートカットが存在することも。どこでダッシュキノコを使えば効果的なのかはやはりコースによるので、使い所がわからなかったらタイムアタックで練習してみるのも手かもしれません。

◆(8)アイテムの使い方(妨害編)

■攻守を兼ねる妨害アイテム
ミドリこうらなどのアイテムは相手に当てるとスリップさせることができます。しかし、逆に言えば相手もそれを狙ってきているということ。そんな時には妨害アイテムを防御アイテムとして使うといいでしょう。

Lボタンを押しっぱなしにすると、ミドリこうらやバナナなどをカートの後ろにつけたままにできます。
この状態ならば赤こうらが飛んできても一回は大丈夫。また、後ろ方向にスティックもしくは十字キーを入力しながらアイテムを使うと、後方にアイテムを投げることができます(バナナの場合は前方入力で前に投げることができる)。

また、スーパークラクションは周囲の相手を吹き飛ばすこともできますが、トゲゾーこうらを破壊することができる唯一のアイテムでもあります。とても重要なので、1位になってこのアイテムを持っている時は慎重に使いましょう。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
さて、これで基本中の基本はすべてとなります。まだまだ覚えたほうがいいテクニックはありますが、このあたりさえ習得することができれば初心者を脱することはできるでしょう。もしまだわからないことがあったら、ゲームのメインメニュー画面の下部にヘルプがあるのでそちらをご覧ください。

さらに上を目指したいのであれば、まずはグランプリを一通りプレイして優勝を目指しましょう。それすらもクリアできるようになったら、タイムアタックで任天堂公式のゴーストと勝負するといいと思われます。ゴーストさえ抜けるようになれば、もはや立派な一人前のドライバーです。

(C)2017 Nintendo
編集部おすすめ