人気ハンティングアクションの草分けとも言える本シリーズは、『モンスターハンター:ワールド』へと繋がる様々な作品を世に送り出してきました。
そこで今回は、その歩みを紹介すると共に、「どの『モンハン』が一番好き?」というお題でアンケートを実施します。ただし対象タイトルが多いので、据え置き機にリリースされたタイトルに絞って受付を致します。携帯機編のアンケートも行いますので、よければそちらも合わせてよろしくお願いします。
◆『モンスターハンター』
2004年3月に登場したPS2ソフト『モンスターハンター』。ハンティングアクションシリーズの幕開けとなった本作は、発売当時はそれほど大きな注目は集めていませんでした。国民的な人気を博したのは後のタイトルですが、しかし本作がなければその道筋もありません。初代『モンスターハンター』の功績は、計り知れないと言っていいでしょう。
初代の時点で既にインターネットに対応しており、本作で初めてオンラインプレイを楽しんだという方も少なくないのでは。武器は、「片手剣」「大剣」「ランス」「ハンマー」「ライトボウガン「ヘビィボウガン」のみで、今から見るとかなりシンプルに感じるかもしれません。
◆『モンスターハンター G』
『モンスターハンター』の評判はゲーマーの口コミを中心に広がり、その反響を受けてPS2ソフト『モンスターハンター G』が2005年1月に登場。内容的にはアップグレード的な立ち位置になっており、追加要素の中でも「双剣」の導入が特に印象的です。
本作は、2009年4月にWii版も登場。任天堂の据え置き機に初めて『モンハン』が訪れた、記念すべきタイトルでもあります。PS2版とWii版では、リリースしたタイミングの違いから、追加要素や変更点なども多々ありますが、今回のアンケートでは同一タイトルとして扱わせていただきます。
◆『モンスターハンター 2』
『2』と書いて『ドス』と読む、シリーズ初のナンバリング作品です。2006年2月に発売され、今回もPS2ソフトとして登場しました。本作で武器が一気に増え、「太刀」「狩猟笛」「ガンランス」「弓」が追加。また、より手強い存在である「古龍種」との戦いも幕開けを迎えます。
狩りに向かう拠点は「ジャンボ村」ですが、初代・『G』の拠点である「ココット村」に行くことも可能。シリーズファンにとって嬉しいサプライズが盛り込まれていました。リオレウスは森丘がよく似合う、と思った方もいるのでは。筆者もその一人ですが、マップ番号9での対決だけはお勧めできません…。
◆『モンスターハンター フロンティア オンライン』
オンライン専用ゲームとして、2007年にWindows版が登場。その後、Xbox 360版やPS3版、Wii U版にPS Vita版、そしてPS4版と、数多くのプラットフォームに展開しました。定期的にアップデートを行っており、現在のタイトルは『モンスターハンター フロンティアZ』に。
本作にしか登場しないモンスターも多数おり、強くなるための手段も独自のシステムが数多く存在します。そのため、他のシリーズ作品とは大きく異なっており、独自の進化を遂げている作品と言えるでしょう。こちらにしかない武器「穿龍棍」もそのひとつです。
Wii、PS3、Wii U、そしてニンテンドースイッチにも『モンハン』が登場!
◆『モンスターハンター 3』
『3』と書いて『トライ』と読ませる本作は、これまでと違いWiiソフトとしてリリースを迎えました。海に面する「モガの村」を舞台に、今度は水中への狩りにも挑みます。水中の移動は地上と異なり、また攻撃の感覚も変わります。そのため水中での狩りを苦手とするハンターもいたほど。しかし、これまでなかった海の中の世界は刺激に満ちており、新たな興奮を呼び起こしました。
また本作の特徴として、奇面族の「チャチャ」をクエストに連れていくことが可能。
◆『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』
PSPソフト『モンスターハンター ポータブル 3rd』の移植版ですが、こちらはPS3向けソフトなので、据え置きタイトルとしてご紹介。PSP版と比べると、まずはグラフィックの進化ぶりが目につきますが、プレイする上で嬉しいのは右スティックでカメラを操作できる点。この操作のために乗り換えたハンターもいたほどです。
また、PSP版とセーブデータを共有できるので、「外出中はPSPで」「自宅では大画面をPS3で」と、シチュエーションに合わせたプレイスタイルも楽しめました。3D対応のテレビならば、3D立体視で狩りができるのも嬉しいポイントです。
◆『モンスターハンター 3G HD Ver.』
Wii Uと同時に発売し、話題を集めた『モンスターハンター 3G HD Ver.』。同梱版もリリースされており、Wii U購入のきっかけにしたハンターもいたことでしょう。筆者も、同梱版でWii Uデビューを果たしました。
こちらは、3DSソフト『モンスターハンター3G』の移植版で、3DS版とセーブデータを共用。Wii U GamePadをキーボード代わりにできるので、周辺機器を追加購入することなく、オンラインプレイのコミュニケーションをスムーズに行えます。
◆『モンスターハンター ダブルクロス Nintendo Switch Ver.』
これまでの魅力を引き継ぎながらも、アクション面で更なる進化を迎えた3DSソフト『モンスターハンター クロス』が登場し、そのパワーアップバージョンとなる『モンスターハンター ダブルクロス』も発売。この『ダブルクロス』が、ニンテンドースイッチにも上陸しました。
多彩な武器種に加え、「狩猟スタイル」と「狩技」を組み合わせることで、モンスターとの戦いが更に変化。自分好みの戦法で、様々な強敵とのバトルを楽しむことができます。TVモード・テーブルモード・携帯モードを持つスイッチ向けタイトルなので、場所に合わせたモードに切り替えプレイが可能。狩猟スタイルだけでなく、プレイスタイルも自在な一作です。
以上8作品が、据え置き機に置ける『モンスターハンター』の歩みとなります。後半は携帯機からの移植が多いのも特徴的です。それだけに、完全新作のPS4ソフトとなる『モンスターハンター:ワールド』への期待が大きいのも頷けます。最新作の登場を楽しみにしながら、お気に入りの1本を是非教えてください。
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