龍が如く』の英語音声にて新しく実装される“桐生一馬の声”を巡って、海外ファンの間で議論が勃発しています。

◆桐生一馬の新たな英語音声が遂にお披露目
これまで英語吹き替え音声が収録された『龍が如く(Yakuza)』と『龍が如く7 光と闇の行方(Yakuza: Like a Dragon )』ではダリル・クリオ(Darryl Kurylo)さんが務めていましたが、『龍が如く7外伝 名を消した男( Like a Dragon Gaiden: The Man Who Erased His Name)』および『龍が如く8』では、ヨン・イェア(Yong Yea)さんに交代します(『龍が如く7外伝』の英語音声はリリース後のアップデートにより実装)。


ヨン・イェアさんは声優としてアニメ「鬼滅の刃」の積怒や、「ジョジョの奇妙な冒険」エンリコ・プッチなどを担う傍ら(いずれも英語版音声)、ゲーム情報を扱うYouTuberとしても知られており、チャンネル登録者数は123万を誇ります。

11月9日に発売を迎えた『龍が如く7外伝』に含まれる『龍が如く8』体験版には、英語音声が含まれているようで、ヨン・イェアさんは日本語版声優(黒田崇矢さん)との比較映像をX(旧Twitter)にアップ。この収録は1年以上前に行われたものであり、収録を重ねるに連れてより“洗練”されていったとも話しています。

この映像を巡り、海外ファンの間で賛否がわかれ「そもそも年を重ねた桐生の声を20代が演じるのは難しい」や「桐生一馬にしては深みが足りていない」などの否定的な意見も目立っています。

海外メディア(TheGamer)もこの動画について、海外の日本アニメファンが吹き替えを嫌悪する現象に似ていると指摘しつつ「彼は桐生の威厳を捉えることができていない」と批判的な評価を下しています。

ヨン・イェアさんは続けて「全員が賛同してくれるものではないとわかっている」とし「桐生の英語版に対するオーラや雰囲気が、時間を重ねてもっと馴染んでいくことが伝わっていくことを温かく見守ってくれると嬉しい」と話しています。
また、好みに合わせて日本語音声をオプションで設定することもできると呼びかけつつ、この大役を担うことができる喜びをつづっています。

『龍が如く7外伝 名を消した男』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中(Xbox Game Pass対象)。『龍が如く8』は2024年1月26日に同プラットフォーム向けに発売予定です。