2024年に入ってからもホロライブのタレントたちはさまざまな配信を行ってきました。その中から独断と偏見で選んだ「面白かった配信」をピックアップ! このゴールデンウィークに見たい3つのコラボ配信を紹介します!!

◆ついて来れる?古のネットミームクイズ大会【甘口】
みなさんは「香具師」の読み方をご存知ですか? また「うわぁ!いきなり落ち着くな!」が何のコラ画像のセリフか分かりますか?

1月23日に白上フブキさん企画・MCで実施した「ホロライブ古のネットミームクイズ大会」は、それら平成の時代に「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」などで大流行したネットミームに焦点を当てた企画です。


回答者は「さくらみこ」さん、獅白ぼたんさん、宝鐘マリンさん、一条莉々華さんの4名の「ネラー」の方々。すこん部(白上フブキさんのファン)の協力を得て作成したクイズ問題で競い合うものです。

平成のネットミームだけで企画が1本成立するのも驚きですが、自己紹介で即「おい、おまいら!! リビングに集合しる!」と有名ネットミームを放った獅白ぼたんさんのエンジンの温まり方もおもしろく、終始テンション高めで切れ味鋭いネタの放り方をしていました。

そんな中、知識的に若干の遅れをとる「さくらみこ」さんは、めくるめく「古のネット文化」の世界に「いまのところ半分くらい理解できないからね」と苦笑ぎみ。

クイズ本番では、「アスキーアートで描かれたこの人物は誰?」という「AA偉人問題」で「え? 本当にいる人なの?」と困惑気味。獅白ぼたんさんに「純粋かよ(笑)」と突っ込まれると、「(〇〇年~〇〇年と)生きてた時代を書かれると困るわ、あぶねーわマジで(笑)」と純粋さを覗かせていました。


また吉野家コピペの穴埋め問題では、そのコピペが誕生した背景(当時、実際に吉野家がおこなったキャンペーン)を獅白ぼたんさんが解説するなど、知っても役に立たない無駄知識のオンパレードも見どころでした。

実は意外と知られていない有名ネットキャラクターの名称やその成り立ちなど、放っておくと消えてしまう「古のネット文化」。このような形で残しておくのはある意味意義があるかも……いやないか!?などと観ている側も混乱しつつ、扱うネタが地獄の“地獄企画”となっていました。

◆結末は血みどろのホラー展開に!ホロ・リーサルカンパニー【中辛】
『リーサルカンパニー』とは最大4人で協力しあうゲームのこと。とある会社の契約社員となり、各惑星のスクラップを集めてノルマを達成します。

ホロライブでもさまざまなタレントが配信を行っていますが、4月4日に集ったのは、AZKi さん、白上フブキさん、湊あくあさん、兎田ぺこらさんの4名。
あまりない組み合わせの4人です。

しかもこの4人、黒幕ムーブで何かをしかけるタイプのフブキさん、ヤンデレ属性も持つ清楚なAZKiさん、普段は被害者立場だが仕返しをする時は容赦がないあくあさん、いたずら兎のぺこらさんと、いずれ劣らぬクセ者揃い。協力プレイとは言いつつも抜け目のないネタの応酬で配信を盛り上げます。

たとえば振り回せるものを手にした途端、それで「先輩」たちに襲いかかる“新入社員”のあくあさんや、“後輩社員”たちを置き去りにして母船を飛び立たせる“ベテラン社員”のフブキさんなど。

現実とは異なる関係性でおもしろかったのはあくあさんとぺこらさんです。ホロライブではあくあさんが先輩ですが、このゲームではぺこらさんがプレイ時間的な意味で先輩に。
そのためぺこらさんはあくあさんを締め出したりイジり倒したりとやりたい放題。一方のあくあさんもリアクションが大きく良いコンビぶりを発揮します。

そしてそのぺこらさんですが、ゲーム本来の遊び方とは異なる部分で思わぬ試練を味わうことに。怪物に襲われ、命からがら施設外に飛び出すものの、そのまま吹雪の中で道に迷ってしまいました。

「おうちどこ……。助けて……」

無線にいくら呼びかけても誰も応答しません。
それもそのはず。頼りの仲間たちはぺこらさんの知らないところで怪物に襲われ全滅に。ただひとり生き残り、助けが来ない絶望的な状況の中、猛吹雪をかき分けるようにして母船めざして歩き続けました。

「もしかしてみんな死んだのか……?」

「え~ん、え~ん……(涙)。せめてバケモノに襲われたい……。こんな凍死状態、一番つらいよ……。
つらいよぉ……」

普段、強気なぺこらさんが弱気になるのは新鮮ですし、なにより配信的に変化がない“辛い状況”の中、遭難シチュエーションだけで魅せてしまうのはさすがといったところ。

そして配信の最後では、“黒幕”フブキさんに仕向けられ、凶器を握ったAZKiさんがあくあさんとぺこらさんに襲いかかる衝撃展開へ! しかもその後も思わぬ方向に状況が動いたりして、最後の最後まで見逃せないサイコな展開が続きました。

その地獄のような“血みどろの結末”はまさにホラー。多人数プレイならではの“地獄絵図”が広がる配信となりました。

◆予測不能なお笑い大雪崩!戌神ころねの「助けてください」配信【激辛】
衝撃的なのはそのサムネイルです。

2月26日に配信されたその枠には黒バックに戌神ころねさんが立ち、ただ「助けてください」と只ならぬ空気を漂わせています。


配信がはじまるとまず事情説明がされるのですが、どうやらLive2Dの表情以外が動かなくなってしまったようで再起動しても復帰しないとのこと。それでも配信したい、ネタにしたいとノープランの雑談がスタートしました。

そしてたちまち地獄絵図に。独特の感性で「ころねすきー」と呼ばれるリスナーと交流を図ろうとするのですが、絵的にも内容的にも個性が強すぎて早くも意味不明に。リスナーたちも「何を見せられているんだ(笑)」「どんな状況だよw」とツッコミがはかどります。

犠牲者が登場したのは30分を回ったころ。雪花ラミィさんがコメント欄に現れたのをきっかけに、唐突に凸待ち企画を実施。雪花ラミィさんをゲストとして引っ張り込んでしまいます。

「でもこうなったからこそ、今ラミィちゃんと喋れてるわけじゃん」とフォローするころねさんですが、ラミィさんも負けずに「なにこの、こうならなきゃ喋んないみたいな(笑)」と研ぎ澄ましたナイフのようなツッコミを炸裂させます。もともと仲のいい2人ですが、これがきっかけで4月11日にはコラボを実現させているので、そちらもぜひお楽しみください。

その後もラミィさんを巻き込んだ爆笑の地獄配信は続き、壮絶な殴り合いの末に「ころねの呪い」でなぜかラミィさんも退出できなくなる事態に発展するなど思いがけない展開を連発。さらに58分を過ぎたあたりで白銀ノエルさんも合流したりして“奇跡のような地獄絵図”が極まります。

そんな中、ノエルさんが何気なく放ったひとことで、ようやく不具合の原因が判明し、ころねさんも動けることに。ノエルさんの「何年やってんだよ、配信!(笑)」というツッコミでようやく救われたのでした。

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