HoYoverseは、都市ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』のVer.2.0アップデートを本日6月6日に配信しました。所謂メジャーアップデートであり、「シーズン2」と題してボリューム満点の内容になっています。
今回はVer.2.0を先行プレイする機会に恵まれました。新たな経営要素「適当観」や、ホロウ探索の在り方を大きく変えた「探査モード」など、ゲーム体験を次のステップへと進めたVer.2.0の特徴をお届けします。
なお、執筆内容は媒体先行体験版に基づいており、正式リリース版とは異なる場合があるのでご留意ください。
◆Ver.2.0の舞台は中華街風の新マップ「衛非地区」!
まずはシーズン1終盤のストーリーを軽くおさらいしましょう。メイフラワー市長の助けで新たな力に目覚めた主人公たちは、その力をもっと上手く操るために、指導役として「儀玄」を紹介されました。教えを受ける見返りとして、彼女が抱えている調査に協力することも約束。後日迎えに来ると伝えられ、シーズン1は幕を閉じました。
Ver.2.0では、約束通りやって来た儀玄に連れられ、彼女の活動拠点である「衛非地区」へ出発します。新エリー都中心部からは離れているものの活気にあふれ、中華街を思わせる街並みが特徴的。高低差の激しい土地をしており、移動手段にロープウェイを用いているのも新鮮。既存マップと比べると異国情緒が強いため、観光地に来たような気分を覚えます。
到着早々、儀玄が宗主を務める「雲嶽山」に弟子入りすることとなりました。
マップ関連もより洗練されました。ファストトラベル画面はスライド式からパネル表示にUIを一新し、移動先を一目で選びやすくなっています。常にミニマップが表示されたり、エリアごとの立体マップが用意されたりとナビゲーション面も充実。さらには“『ゼンレスゾーンゼロ』の世界地図”が追加され、各エリアの位置関係が一目瞭然に!世界観への理解がより深まりました。
◆「適当観」は放置ゲー寄りの経験シミュレーションゲーム
衛非地区では新コンテンツ「適当観」をプレイできます。街の一角に位置する施設であり、昔は活気に溢れていたそうですが、今は見る影もなくボロボロ。主人公はビデオ屋経営の経験を買われ、適当観の復興に協力していきます。
コンテンツ内容を一言で表せば、放置ゲー寄りの経験シミュレーションゲームです。ボンプを派遣して「おつかい」と「経営」をこなし、稼いだお金で適当観をレベルアップさせていきます。
基本コマンドは「おつかい」「製造」「販売」の3つ。
素材が集まったら、製造コマンドで作りたい商品と個数を選択。時間経過で自動的に製造してくれます。在庫が十分用意できたら、次は販売コマンドで商品を出品。こちらも時間経過で自動的に販売してくれますが、在庫が尽きたらストップします。おつかい→製造→販売を繰り返してお金を稼ぐのが基本サイクルです。
また、「開発」コマンドでより販売単価が高い新商品を生み出せます。開発できる商品は、おつかいのステージをクリアしていくことで順次開放。特定ジャンルの商品がより高く売れるトレンド要素もあるため、商品ラインナップを増やしておくことに損はありません。
適当観のレベルアップには、一定以上の金額を売り上げること、特定の商品を指定数製造すること、おつかいの特定ステージをクリアすることなど、いくつかの条件があります。
さらに、各コマンドを実行するのに必要なボンプを育成するのも醍醐味の1つ。ボンプごとに能力やスキルが設定されており、例えば特定アイテムの製造速度をアップしたり、おつかいの獲得素材量を増やしたりと、得意分野も異なります。レベルアップで能力を強化できるほか、ボンプ便で新しいボンプを雇うことも可能です。
基本的には放置ゲーであり、おつかいも3分~20時間と幅広くできるため、サクサク進めたい人やのんびり進めたい人も自分のペースで楽しめます。
◆新要素「探査モード」でホロウ探索の在り方が大きく変化!
Ver.2.0で一番驚かされたのは、ホロウ探索(戦闘パート)の在り方が大きく変わったことです。これまでは「街パート」と「戦闘パート」が明確に分かれ、ゲームサイクル的に捉えると、戦闘はH.D.Dシステムから出撃する「ステージ」の印象がありました。しかし、新たに登場した「【ホロウ】航空宇宙開発区」は、六分街やルミナスクエアのように“ファストトラベルできるマップの1つ”として用意されているのです。
このコンテンツは「探査モード」という位置付けで、イメージは常設イベント「虚白なる荒廃の地へ」のメリノエホロウ探索に近いです。所謂“箱庭型ステージ”を自由に移動し、ギミックを解いたり自走カーゴ(宝箱)を探したり。エネミーもウロウロしており、倒せばちょっとした育成素材をドロップします。
サブクエストもホロウ内で進行。
マップ扱いとなったことで、ホロウ探索中にインターノットやリングメニューなどを使用可能になったのも新鮮。街パートと戦闘パートがシステムレベルで統合され、その境界が曖昧になったことで、ホロウがより身近にあるように感じられます。
■主人公の力でギミックを解除!
主人公たちは新たな力を使いこなすべく儀玄から指導を受けるわけですが、その成果をさっそく発揮!「覚感の術」という特殊能力を使えるようになります。
これは探査モードの各ギミックを解除するのに活躍。メリノエホロウで異常現象(ギミック)を解決すべく、ホワイトスター学会の新型装置を使っていましたが、あれを主人公個人の能力で解決できるようになったイメージです。
■戦闘ギミック「ミアズマ」はそこまで脅威ではない
「【ホロウ】航空宇宙開発区」では新たな脅威「ミアズマ」が登場します。一部の敵から攻撃を受けると「ミアズマ汚染値」が蓄積され、上限に達するとチーム全体が割合ダメージを受けるというもの。蓄積値は時間経過で減少するほか、数撃程度では上限まで達しないので、ある程度戦闘慣れしていれば上限前に戦いを終えることも簡単。結構な頻度でリフトビーコンがあるので回復も容易です。
ただし、いるだけで常時汚染値が蓄積されるエリアがあったり、ボス級エネミーでもミアズマが発生したりするため油断は禁物。中でも一部のボスエネミーは「ミアズマ領域」を展開し、防御力・ダメージ軽減・中断耐性を増加してきます。おまけに「ミアズマシールド」を獲得し、シールド所持中はブレイク状態になりません。
シールドは攻撃で削れ、破壊すると相手に大ダメージを与えつつ、味方のエネルギーを回復して周囲のミアズマ領域も消滅するメリットがあります。体感的にそこまでシールド量は多くなく、破壊時に大ダメージを与えるため戦闘が間延びしている印象もなし。試しにブレイクを軸とする「ヒューゴ」チームで挑んでみても、ストレスフリーで戦えました。
■特殊戦闘やボンプステージなどの探索要素も!
ホロウ内には探索要素も豊富に用意されています。自走カーゴ探しをはじめ、ミアズマを操る強敵との戦闘、ボンプ用作業台(イアスを操作するアクションステージ)、謎のボンプによるクイズなんてものまで!各コンテンツの位置はフィールドマップで確認できます。
また、点在する「エーテルシンクロ」を調べると、近くにある自走カーゴの位置をマップ上に表示してくれます。イアスがデータを分析しているようで、「お宝の位置が分かったよ!」とはしゃぐ姿が可愛い。主人公が生身でホロウに入るようになってからイアスの出番が減っていたため、新しい活躍の場ができて嬉しい限りです。
この他にも「適当観」の素材を集められます。
◆新キャラクター「儀玄」は探査モードでも活躍!
Ver.2.0では、S級エージェントの「儀玄(イーシェン)」と「橘福福(チー・フーフー)」、A級エージェントの「潘引壺(パン・インフー)」が実装されます。
■儀玄
やはり注目は、シーズン2のキーパーソンで虚狩り級の実力者である「儀玄」。虚狩りが設定だけでなくプレイアブルキャラクターとしても強力なのは「星見雅」が証明している通り。儀玄もそれに違わず強力な性能をしています。
「アドレナリン」なる独自のゲージや2つの終結スキルを使えるなど、予告番組で見た時は難しそうな印象を覚えたのですが、いざ使ってみると仕組みそのものはシンプル。アドレナリンは通常エージェントのエネルギーとほぼ同じで、強化特殊スキルでカウンター、通常攻撃長押しで「ニコ」の引き寄せ攻撃に似た技を繰り出せます。
アドレナリンを消費することで専用ゲージがたまり、上限まで達すると終結スキルを発動可能。別途デシベル値の終結スキルも使えるわけで、大技をバンバン出せて爽快感があります。
探査モードやミアズマ戦で活躍する能力を持っているのも特徴。ダッシュ中は一定範囲内の「輝嶺石」「不活性エーテル缶」などを自動的に回収してくれて便利。命破エージェントが与える透徹ダメージは敵の防御力を無視でき、ミアズマシールドを持つボスエネミーに対しても効率的にダメージを与えられます。
■潘引壺
儀玄と同じくVer.2.0前半に実装される「潘引壺」は、数少ないヒーラーキャラです。終結スキルでチーム全体のHPを回復し、さらに持続回復効果を付与します。
また、強化特殊スキルで味方に透徹力アップのバフも付与可能。回復はさまざまなチームで活躍できますが、潘引壺の性能を十分に活かしたい場合、現状は儀玄専用のサポーターに収まります。今後新たな命破エージェントが登場すれば、さらに活躍の幅が広がることでしょう。
■橘福福
Ver.2.0後半に実装される「橘福福」もメインストーリーで先行体験できる機会がありました。「トリガー」のように控えからの攻撃と支援を得意としており、橘福福がチームにいると戦闘開始時に「虎威」という召喚物が出てきて自動的に攻撃してくれます。
特定の効果で「会心ダメージ+20%(橘福福の攻撃力参照で最大+30%)」「連携スキルダメージ+20%」「終結スキルダメージ+40%」のバフをチーム全員に配れるのも強力。また、追加能力では「チーム全員のデシベル値上限を1000増やす」という珍しい効果を持っています。
キャラクター面では、雲嶽山に弟子入りした主人公の姉弟子にあたり、ストーリーでの交流も多め。初めは儀玄にばかり気を取られていたのですが、その元気いっぱいで明るい性格に段々と惹かれていく自分がいました。獲物を狙う猫のように姿勢を低くし、尻尾(もといお尻)をふりふりする少し刺激的なポーズを見せてくれるのもいけません。
惜しむらくは前述したように控えでの活躍が大きいため、前に出て戦う機会は少ないのが残念。自分のアカウントで儀玄を引くか橘福福を引くか……先行プレイを通してかなり揺れています。
最後になりますが『ゼンレスゾーンゼロ』では、Ver.2.0期間中の2025年7月4日、リリース1周年のアニバーサリーを迎えます。これを記念した報酬も盛りだくさん。新たな活動拠点「衛非地区」とそこで楽しめる「適当観」や、「探査モード」で大きく変わったホロウ探索を楽しみましょう!
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今回はVer.2.0を先行プレイする機会に恵まれました。新たな経営要素「適当観」や、ホロウ探索の在り方を大きく変えた「探査モード」など、ゲーム体験を次のステップへと進めたVer.2.0の特徴をお届けします。
なお、執筆内容は媒体先行体験版に基づいており、正式リリース版とは異なる場合があるのでご留意ください。
◆Ver.2.0の舞台は中華街風の新マップ「衛非地区」!
まずはシーズン1終盤のストーリーを軽くおさらいしましょう。メイフラワー市長の助けで新たな力に目覚めた主人公たちは、その力をもっと上手く操るために、指導役として「儀玄」を紹介されました。教えを受ける見返りとして、彼女が抱えている調査に協力することも約束。後日迎えに来ると伝えられ、シーズン1は幕を閉じました。
Ver.2.0では、約束通りやって来た儀玄に連れられ、彼女の活動拠点である「衛非地区」へ出発します。新エリー都中心部からは離れているものの活気にあふれ、中華街を思わせる街並みが特徴的。高低差の激しい土地をしており、移動手段にロープウェイを用いているのも新鮮。既存マップと比べると異国情緒が強いため、観光地に来たような気分を覚えます。
到着早々、儀玄が宗主を務める「雲嶽山」に弟子入りすることとなりました。
どうやら長期滞在になるらしく、H.D.Dシステムやベッド、特番放送などが一通り揃った個室も用意。さながらビデオ屋に続く第二の拠点です。
マップ関連もより洗練されました。ファストトラベル画面はスライド式からパネル表示にUIを一新し、移動先を一目で選びやすくなっています。常にミニマップが表示されたり、エリアごとの立体マップが用意されたりとナビゲーション面も充実。さらには“『ゼンレスゾーンゼロ』の世界地図”が追加され、各エリアの位置関係が一目瞭然に!世界観への理解がより深まりました。
◆「適当観」は放置ゲー寄りの経験シミュレーションゲーム
衛非地区では新コンテンツ「適当観」をプレイできます。街の一角に位置する施設であり、昔は活気に溢れていたそうですが、今は見る影もなくボロボロ。主人公はビデオ屋経営の経験を買われ、適当観の復興に協力していきます。
コンテンツ内容を一言で表せば、放置ゲー寄りの経験シミュレーションゲームです。ボンプを派遣して「おつかい」と「経営」をこなし、稼いだお金で適当観をレベルアップさせていきます。
基本コマンドは「おつかい」「製造」「販売」の3つ。
商品を製造して販売することでお金を稼ぐのですが、まずは商品を製造するための“素材”をおつかいで集める必要があります。派遣先のステージごとに獲得できる素材は異なり、おつかい時間も3分、15分、1時間、6時間、12時間、20時間(※いずれも現実時間)から選択可能。長いほど1度に獲得できる素材は増えます。
素材が集まったら、製造コマンドで作りたい商品と個数を選択。時間経過で自動的に製造してくれます。在庫が十分用意できたら、次は販売コマンドで商品を出品。こちらも時間経過で自動的に販売してくれますが、在庫が尽きたらストップします。おつかい→製造→販売を繰り返してお金を稼ぐのが基本サイクルです。
また、「開発」コマンドでより販売単価が高い新商品を生み出せます。開発できる商品は、おつかいのステージをクリアしていくことで順次開放。特定ジャンルの商品がより高く売れるトレンド要素もあるため、商品ラインナップを増やしておくことに損はありません。
適当観のレベルアップには、一定以上の金額を売り上げること、特定の商品を指定数製造すること、おつかいの特定ステージをクリアすることなど、いくつかの条件があります。
レベルアップすることで適当観の外観が豪華になったり、人通りが増えて賑やかになったりと見た目の変化を楽しめるほか、できることもどんどん増えていきます。
さらに、各コマンドを実行するのに必要なボンプを育成するのも醍醐味の1つ。ボンプごとに能力やスキルが設定されており、例えば特定アイテムの製造速度をアップしたり、おつかいの獲得素材量を増やしたりと、得意分野も異なります。レベルアップで能力を強化できるほか、ボンプ便で新しいボンプを雇うことも可能です。
基本的には放置ゲーであり、おつかいも3分~20時間と幅広くできるため、サクサク進めたい人やのんびり進めたい人も自分のペースで楽しめます。
◆新要素「探査モード」でホロウ探索の在り方が大きく変化!
Ver.2.0で一番驚かされたのは、ホロウ探索(戦闘パート)の在り方が大きく変わったことです。これまでは「街パート」と「戦闘パート」が明確に分かれ、ゲームサイクル的に捉えると、戦闘はH.D.Dシステムから出撃する「ステージ」の印象がありました。しかし、新たに登場した「【ホロウ】航空宇宙開発区」は、六分街やルミナスクエアのように“ファストトラベルできるマップの1つ”として用意されているのです。
このコンテンツは「探査モード」という位置付けで、イメージは常設イベント「虚白なる荒廃の地へ」のメリノエホロウ探索に近いです。所謂“箱庭型ステージ”を自由に移動し、ギミックを解いたり自走カーゴ(宝箱)を探したり。エネミーもウロウロしており、倒せばちょっとした育成素材をドロップします。
サブクエストもホロウ内で進行。
仲介人から依頼を受けた後、ホロウで依頼人を探して詳細を聞き出し、依頼発生地点まで移動して問題を解決するといった流れです。各地には「リフトビーコン」というワープポイントがあり、近づくと自動的にアンロックされファストトラベルできるようになります。おまけに体力も回復してくれます。
マップ扱いとなったことで、ホロウ探索中にインターノットやリングメニューなどを使用可能になったのも新鮮。街パートと戦闘パートがシステムレベルで統合され、その境界が曖昧になったことで、ホロウがより身近にあるように感じられます。
■主人公の力でギミックを解除!
主人公たちは新たな力を使いこなすべく儀玄から指導を受けるわけですが、その成果をさっそく発揮!「覚感の術」という特殊能力を使えるようになります。
これは探査モードの各ギミックを解除するのに活躍。メリノエホロウで異常現象(ギミック)を解決すべく、ホワイトスター学会の新型装置を使っていましたが、あれを主人公個人の能力で解決できるようになったイメージです。
■戦闘ギミック「ミアズマ」はそこまで脅威ではない
「【ホロウ】航空宇宙開発区」では新たな脅威「ミアズマ」が登場します。一部の敵から攻撃を受けると「ミアズマ汚染値」が蓄積され、上限に達するとチーム全体が割合ダメージを受けるというもの。蓄積値は時間経過で減少するほか、数撃程度では上限まで達しないので、ある程度戦闘慣れしていれば上限前に戦いを終えることも簡単。結構な頻度でリフトビーコンがあるので回復も容易です。
ただし、いるだけで常時汚染値が蓄積されるエリアがあったり、ボス級エネミーでもミアズマが発生したりするため油断は禁物。中でも一部のボスエネミーは「ミアズマ領域」を展開し、防御力・ダメージ軽減・中断耐性を増加してきます。おまけに「ミアズマシールド」を獲得し、シールド所持中はブレイク状態になりません。
シールドは攻撃で削れ、破壊すると相手に大ダメージを与えつつ、味方のエネルギーを回復して周囲のミアズマ領域も消滅するメリットがあります。体感的にそこまでシールド量は多くなく、破壊時に大ダメージを与えるため戦闘が間延びしている印象もなし。試しにブレイクを軸とする「ヒューゴ」チームで挑んでみても、ストレスフリーで戦えました。
■特殊戦闘やボンプステージなどの探索要素も!
ホロウ内には探索要素も豊富に用意されています。自走カーゴ探しをはじめ、ミアズマを操る強敵との戦闘、ボンプ用作業台(イアスを操作するアクションステージ)、謎のボンプによるクイズなんてものまで!各コンテンツの位置はフィールドマップで確認できます。
また、点在する「エーテルシンクロ」を調べると、近くにある自走カーゴの位置をマップ上に表示してくれます。イアスがデータを分析しているようで、「お宝の位置が分かったよ!」とはしゃぐ姿が可愛い。主人公が生身でホロウに入るようになってからイアスの出番が減っていたため、新しい活躍の場ができて嬉しい限りです。
この他にも「適当観」の素材を集められます。
各地に「輝嶺石」「不活性エーテル缶」というアイテムが設置されており、専用ショップで好きな素材と交換できます。
◆新キャラクター「儀玄」は探査モードでも活躍!
Ver.2.0では、S級エージェントの「儀玄(イーシェン)」と「橘福福(チー・フーフー)」、A級エージェントの「潘引壺(パン・インフー)」が実装されます。
■儀玄
やはり注目は、シーズン2のキーパーソンで虚狩り級の実力者である「儀玄」。虚狩りが設定だけでなくプレイアブルキャラクターとしても強力なのは「星見雅」が証明している通り。儀玄もそれに違わず強力な性能をしています。
「アドレナリン」なる独自のゲージや2つの終結スキルを使えるなど、予告番組で見た時は難しそうな印象を覚えたのですが、いざ使ってみると仕組みそのものはシンプル。アドレナリンは通常エージェントのエネルギーとほぼ同じで、強化特殊スキルでカウンター、通常攻撃長押しで「ニコ」の引き寄せ攻撃に似た技を繰り出せます。
アドレナリンを消費することで専用ゲージがたまり、上限まで達すると終結スキルを発動可能。別途デシベル値の終結スキルも使えるわけで、大技をバンバン出せて爽快感があります。
探査モードやミアズマ戦で活躍する能力を持っているのも特徴。ダッシュ中は一定範囲内の「輝嶺石」「不活性エーテル缶」などを自動的に回収してくれて便利。命破エージェントが与える透徹ダメージは敵の防御力を無視でき、ミアズマシールドを持つボスエネミーに対しても効率的にダメージを与えられます。
■潘引壺
儀玄と同じくVer.2.0前半に実装される「潘引壺」は、数少ないヒーラーキャラです。終結スキルでチーム全体のHPを回復し、さらに持続回復効果を付与します。
また、強化特殊スキルで味方に透徹力アップのバフも付与可能。回復はさまざまなチームで活躍できますが、潘引壺の性能を十分に活かしたい場合、現状は儀玄専用のサポーターに収まります。今後新たな命破エージェントが登場すれば、さらに活躍の幅が広がることでしょう。
■橘福福
Ver.2.0後半に実装される「橘福福」もメインストーリーで先行体験できる機会がありました。「トリガー」のように控えからの攻撃と支援を得意としており、橘福福がチームにいると戦闘開始時に「虎威」という召喚物が出てきて自動的に攻撃してくれます。
特定の効果で「会心ダメージ+20%(橘福福の攻撃力参照で最大+30%)」「連携スキルダメージ+20%」「終結スキルダメージ+40%」のバフをチーム全員に配れるのも強力。また、追加能力では「チーム全員のデシベル値上限を1000増やす」という珍しい効果を持っています。
キャラクター面では、雲嶽山に弟子入りした主人公の姉弟子にあたり、ストーリーでの交流も多め。初めは儀玄にばかり気を取られていたのですが、その元気いっぱいで明るい性格に段々と惹かれていく自分がいました。獲物を狙う猫のように姿勢を低くし、尻尾(もといお尻)をふりふりする少し刺激的なポーズを見せてくれるのもいけません。
惜しむらくは前述したように控えでの活躍が大きいため、前に出て戦う機会は少ないのが残念。自分のアカウントで儀玄を引くか橘福福を引くか……先行プレイを通してかなり揺れています。
最後になりますが『ゼンレスゾーンゼロ』では、Ver.2.0期間中の2025年7月4日、リリース1周年のアニバーサリーを迎えます。これを記念した報酬も盛りだくさん。新たな活動拠点「衛非地区」とそこで楽しめる「適当観」や、「探査モード」で大きく変わったホロウ探索を楽しみましょう!
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