※本稿では、システム上の関係で簡体字/繁体字で表記すべき部分も異体字に置換している場合があります。

◆『綠夢:時空之聲』
10月15日、スマートフォン/PC向けの新作3D横スクロールアクション『綠夢:時空之聲』が中国国内でリリースを迎えています。
本作は、突如出現した巨大な亀裂によって災厄に見舞われた近未来の世界を舞台に、人類の存亡を懸けた戦いを描くSFアクションです。

世界の土地の約9割が謎の「侵蝕」によって汚染されており、生き残った人々はわずかに残された要塞都市で暮らすことを余儀なくされています。プレイヤーは「侵蝕管理局」の特殊行動部隊を率いる隊長として、災厄の発生源である亀裂を封鎖するため、仲間たちとの冒険を繰り広げていく...といった筋書です。

同作も例にもれず、過去数回に渡ったベータテストを実施したうえでの配信開始となりました。App Storeでは無料ゲームのランキング上位圏に食い込んでおり、bilibiliやTapTapにおいても順位は好調。しかし、サービス開始に合わせて流れ込んできた中国ゲーマーたちの辛口批評は相変わらずで、特にTapTapではユーザースコアの落ち込みがbilibiliと比較しても顕著な状態です。

双方のプラットフォームでは、昨年ユーザーの期待値に届かずサービス終了となった『歸龍潮』と比較する投稿が目立ちます。“次期『歸龍潮』”として期待するファンも多く、本作には同じ失敗を踏まずに末永く続いてほしいとする声が多数寄せられていました。

◆『霓虹人生』
AOKI STUDIOが開発する、サイバーパンクの世界観を題材とする都市生活シミュレーションRPG『霓虹人生』が、9月26日から新たなベータテストの参加者募集を募っています。スマートフォン/PC向けに展開予定の同作ですが、2023年12月に初のファーストPVが公開され、それ以降は名だたる中国系の大作が登場してくる中で細々とベータテストを行い、着実に完成度を上げてきました。

しかし、ベータテストの募集に伴い公開された映像は、やはり最近の運営型ゲームの中ではどうしても見劣りしてしまうビジュアル水準と言えます。ユーザーからは世界観を評価する一方で、3Dモデルのクオリティに不満を感じている意見も見られました。


さらに、たとえゲームが作り込まれていたとしても、満足のいく運営体制を維持し続けられるかどうかはまた別の話。注目作でもサービス終了が珍しくない昨今、本作がどのように立ち回るのかはかなり注目されるポイントでしょう。

ですが、本作の試みがユニークなのは、早い段階でSteamへの参入を決定しているところです。無論、日本語を含む多言語を公式サポートしているわけではありません(とはいえ、ストア紹介やスクショは英語対応)が、中国国内での展開を優先しているタイトルが、スマートフォンの事前登録期間中にSteamのウィッシュリスト登録を開始するのはかなり珍しいケースにあたります。果たして海外プレイヤーがアクセスしてそのまま遊べるのか、リリース時の状況が気になるところです。

◆『極境:垂釣者』
BlackJack Studio傘下のJackWalker Studioが開発する、マルチプレイ対応フィッシングシミュレーション『極境:垂釣者』が、現在事前登録を受付中です。10月21日からは初のクローズドテストが実施される予定で、テスターの募集も行われている最中です。

本作も前項で紹介した『霓虹人生』と同様、Steam展開が決定していますが、こちらは中国国内のユーザーからでしかアクセスすることができないようです。しかし、こちらの運営型タイトルも珍しいことに、PS5、XBOX SERIES X|S、Nintendo Switch 2といった家庭用コンソールゲーム機の展開が決定しています。

本作は、現実の釣りにおける駆け引きや水中での魚の動きまで再現しようという、本格志向の釣りシミュレーターです。独自の物理シミュレーションシステムを採用しているようで、プレイヤーのロッド操作やリールの巻き方によって、ルアーの水中での動きが変化するとのことです。

さらに、魚が餌に興味を示しているのか、それとも食いつこうとしているのかといった細かな挙動が、画面上の波形として可視化されるのも特徴です。
TapTapの予約ランキングで急浮上してきたタイトルであり、新たなヒット作の予感がしています。
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