社長でも党首でもないのに組織も世論も動かす存在。それが“ドン”だ。
彼らはいかにして頂点に君臨するのか。政界から裏社会、カルチャーまであらゆる場所に潜む“ドン”の正体に追るニュースを賑わせる“彼ら”の正体に迫る!

某証券会社幹部が名前を挙げた“ドン”は…

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「時価総額で野村(HD)を超えるのは時間の問題」

某証券会社幹部が“ドン”に名前を挙げたのはSBIホールディングスを率いる北尾吉孝代表取締役会長兼社長。傘下のSBI証券は口座数で国内トップ。預かり資産や売上高では野村と大差があるものの、時価総額では2位の大和証券グループに肉薄する。

「『第4のメガバンク構想』を掲げて、多数の地銀を傘下に収めるほか、財務省や金融庁OBを迎えて“政治力”も高めてきた。証券の売買手数料を無料化には、ネット専業2位の楽天証券を潰す目的があったのは明白。業界内で、北尾氏に面と向かって反対論を言える人は見当たりません」

名だたるドンに頼られる「僧侶のドン」

同様に、政治的な影響力の大きさから「僧侶のドン」と言われるのが、真言密教の聖地・高野山の高僧、池口恵観氏だ。週刊誌記者が話す。

「池口氏は、前人未到の『100万枚護摩行』という、願い事などが書かれた木片を焚き上げる修行を達成し、多くの信徒を集めるようになった修行者。安倍晋三元首相がお加持という手をかざして気を送る“治療”を受けていたほか、“政界のドン”二階俊博氏も足しげく通ったと言われています。名だたるドンに頼られる実力者である点も僧侶のドンと言われるわけです」

他の追随を許さない実力者

「あの人には逆らえない」金融界から映画界、政界の大物が頼る僧侶まで…各界に君臨する“現代のドン”の正体
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他の追随を許さない実力も、ドンに共通する条件だ。ある映画プロデューサーが名前を挙げたのは、東宝取締役専務執行役員の市川南氏。

「言わずと知れた配給シェアトップの東宝で、花形の映像事業を握っているのが市川さん。あの会社では、宣伝部で作品をヒットさせたのち、製作側に移って、プロデューサーとしてヒット作を飛ばしていくことが出世の黄金ルート。
歴代映画興行収入ランキングを見ると、『千と千尋の神隠し』や『君の名は。』など、彼のクレジットが入った作品の多さに驚かされますよ」

表舞台には出ずとも業界人なら誰もがその顔を知る。ドンとはそういう存在なのだ。

※2026年10月21日号より

取材・文/週刊SPA!編集部

―[陰の権力者[ドン]大研究]―
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