間もなくプール開き、そして海開きを控えて、親子でワクワクしながら夏を待ちわびている方も多いのではないでしょうか?
特に、ラニーニャ現象次第では猛暑になると予想される今年の夏、プールや海などクールダウンしながらはしゃげるレジャーは、特にチェックしておきたいですよね。
■2006年7月、女児の痛ましい事故
ところで、プールといえば、楽しいことだけではありません。
10年前の夏、2016年7月31日、埼玉県ふじみ野市立大井プールの“流れるプール”に吸い込まれた女児が死亡する痛ましい事故が発生し、世間を震わせました。
小学2年生の女の子でした。
■プールで溺れている子どもに気づけるのか?
混雑するプールで、いくら、どれだけ頼れそうな大人で溢れていたとしても、皆はしゃいでいるとなれば、なかなか目は行き届きにくいものです。
そんな状況で、保護者が子どもから目を離してしまったら……。
こちらの動画『Wavepool Lifeguard Rescue 24 – YouTube』は、混みあった、波が発生するウェーブプールのあるワンシーン。
波に心地よく揺られながら楽しいひとときを過ごす人々で溢れていますが、動画開始からほどなくしてライフガードがプールに飛び込ます。
どこで異変があったの……? 皆さんは気づけますか?
よくみると、動画開始から0:10を過ぎたあたりで、画面中央やや上で子どもの浮き輪が転覆し、溺れてしまうのがわかります。
素人目には全然気づけません……。
しかし、ライフガードはたったの数秒でプールに飛び込み、ほんのわずかの間に子どもを救出して見せました。
ライフガードの偉大さだけでなく、プールという存在が、子どもから目を離すだけで、どれだけ危険な場所になるのか、というのも実感する動画です。
周囲には何人もいるにも関わらず、溺れる子どもに気づいていませんし、「この動画の中で誰かが溺れる」という前提を知りつつも、一目見ただけではどこで溺れているのかもわからないのですから、その危険性がより伝わるはずです。
「ママがついてるから、パパがついてるから、誰かがみてくれているから」
という油断は絶対しないようにしましょう。
過去の事故やこの動画を教訓に、よく注意して、プールや海でのサマーバケーションを楽しんでくださいね。
【動画】
※ Wavepool Lifeguard Rescue 24 – YouTube