日本の首都であり、政治や経済の中心地でもある東京。住んでいる人、働いている人、観光客など、日々さまざまな人が行き交いますよね。


そこで今回の記事では、そんな「東京」について、23区の名前やそのほかの地名について、知っているとちょっと誰かに自慢したくなるようなトリビアをご紹介します。

この記事を読んでくださった方にとって、東京の街歩きが少しでも楽しくなれば幸いです。

■大田区はなぜ「太」田区じゃないの?

「太田さん」のように、人の苗字として「おおた」というときには、一般的には「太」という字が使われますよね。しかし、東京の大田区は「太」ではなく「大」という字が使われています。

これは、大田区のなりたちが由来。

実はもともとは「大森区」と「蒲田区」という2つの区だったのですが、昭和22年(1947年)3月15日に1つの区となりました。

それぞれの区から1文字ずつとって「大田区」。大きいという字は、大森から来ているのです。

■「港区」はもう少しややこしい名前だった

大田区はなぜ「太」田区じゃないの?思わず自慢したくなる東京の...の画像はこちら >>


おしゃれで洗練された印象のある港区。麻布区・赤坂区・芝区の3つの区があわさって生まれた区ですが、その際もともとは「東港区(とうこうく)」という名前が選ばれました。

しかし、「東京都東港区(とうきょうととうこうく)」というのが言いにくく、また音が似ていてややこしいという意見があったため、「港区」に落ち着いたのです。

■練馬区ができて今の「東京23区」になった

今でこそ「東京23区」は決まったフレーズのように使われていますが、実は何度かの編制を経て23区になりました。


1878年(明治11年)の郡区町村編制法により、東京府は15の区にわけられました。その後35区になり、23区へとなりました。

この23区が誕生したのは、「練馬区」ができてから。実はもともと板橋区だった広大なエリアがありましたが、現在の練馬区あたりに住んでいた人から、板橋区役所が遠すぎるという苦情があり、わずか半年で分離し「練馬区」が誕生したと言われています。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

編集部おすすめ