古地図展のタイトルに♡マークを使うあたり、古地図ファンにとっては気にならずにはいられませんが、本展では江戸時代の古地図を中心に、日本で制作された古地図が展示されます。
日本国内を描いた地図以外にも世界を描いた地図も紹介されることになっていますが、そのほか、各地の風景や名所、旅の様子を描いた浮世絵や絵本も同時に観覧できる内容になっています。

葛飾北斎「総房海陸勝景奇覧」
こちらは浮世絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい)が描いた、鎌倉周辺がとても詳しく描かれた三浦半島あたりの地図。ここまでくると古地図としての価値はもとより、アート作品として観ても素晴らしい。


東洋文庫の地図・地誌関係史料は国内有数の質と量を誇っており、今回の展覧会では所蔵する地図の中ででも逸品が揃うまたとない機会とのこと。
会期中は参加費無料の講演会もいくつか予定されていますので、気になる方はそちらも合わせてチェックしてみてください。「大♡地図展」は9月15日(土)~2019年1月14日(月・祝)の期間、東洋文庫で開催されます。
大♡地図展東洋文庫ミュージアム
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