前回はモチベーションが高い人がやっていることを紹介しました。その続きを書いていきたいと思います。
参考リンク:「自分でもデキる! 憧れのモチベーションの高い人がやっていることは?」(西野一輝)J-CASTニュース 会社ウォッチ2021年3月21日付
大半の人は「自己肯定感」が強いですね。自らの在り方を積極的に評価して、自らの価値や存在意義を肯定することで、「自分で決めた目標は確実に達成できる」前向きな感情や発言をする傾向があります。
組織のリーダーは自己肯定感が強い取材した広告代理店勤務のFさんは、営業担当として大きなプレゼンを準備するときに「間違いなくコンペに勝てる準備ができた」と前向きで自己肯定的な発言を周囲にします。
この発言に巻き込まれるように高い勝率でコンペに勝っていますが、仮に負けても「いい成長機会になった」と否定的な発言をしません。周囲からすれば「勝てるか心配です」「自分に非がありました」と後ろ向きな発言をしがちなので、その姿勢には尊敬と諦めがあるようです。
つまり、Fさんのように自己を肯定してみたいけど、自分には無理...... と考える人が多いのです。では、みなさんの自己肯定感は強いでしょうか、それとも弱いでしょうか?
確かに日本のビジネスパーソンは世界的に自己肯定感が著しく弱いようです。海外では過半数が自己肯定しているようで、日本だけ極端に弱いとのこと。でも、だからこそ貴重な存在として重宝がられるともいえます。
ちなみに、Fさんに対して「自分は無理」に加えて、和を乱す振る舞いと批判的な人もいるようです。謙虚な姿勢や発言を美徳とする風習は根付いているからなのでしょう。
ただ、最終的にリーダーに抜擢されている人は自己肯定力が強いように思います。
ですから、リーダーを目指すなら自己肯定感が強いことは重要なことかもしれません。
コロナ禍はリモートで人と会う続いて、積極的にどんどん人と交流する傾向があります。モチベーションが高い人は、人と交流することが大好き。誰かとコミュニケーションすることで、新らたな情報を得ることができ、刺激も得られるからなのでしょう。
ちなみに、コロナ禍で対面の機会が得られない状況でも、モチベーションの高い人はリモート交流を継続しています。取材した、商社に勤務しているSさんはコロナ前には自分主催で交流会の主催、あるいは会食を行うことで夜の時間帯はスケジュールが満杯になる状況が当たり前でした。
ところが、コロナ禍でこうした状況が厳しくなりましたが、それでもリモートの1on1で情報交換、ウェビナーに参加して仲間をつくるなど、交流に関する意欲は下がることがありませんでした。
億劫がらずに人と会うことで、ポジティブなエネルギーを積極的に循環させるように意識しているとのこと。状況がどうあれ、スタンスは変わらないということなのでしょう。大いに参考になる話ですね。(西野一輝)

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