2022年卒業予定者の採用面接が6月1日に解禁となり、選考をめぐる動きが佳境に入っている。そうしたなか、22年卒の大学生の2021年6月1日時点での就職内定率は68.5%で、20年卒の70.3%に次いで過去2番目の高さだったことが、就職情報サービス大手、リクルートの調査でわかった。
内定率の高さについてリクルートは、コロナ禍が続くなか、企業が21年卒採用時の経験を生かしてオンライン面接をうまく活用したことを理由に挙げている。
2年前、「売り手市場」だった20年卒と同水準調査によると、2022年卒の内定率の68.5%は、同じコロナ禍にあった前年同期を11.6ポイントも上回った。コロナ禍前の20年卒の同じ水準に回復。この年の就職市場は学生優位の「売り手市場」とされていた。深刻な人手不足に悩む企業では、優秀な学生の採用を目指し選考活動を前倒しする動きが戻ってきており、内定率を上げる要因になったようだ=下のグラフ参照。
リクルートの就職みらい研究所の増本全所長によると、22年卒の採用活動で企業は1~4月にオンライン面接の使用割合を上げた。21年卒の場合は5月が高かったという。つまり、22年卒では初期段階の見極めにオンライン選考を実施し、コロナ禍が続くなか人数を絞って対面の面接を行うようにして選考過程の効率化を図ったというわけだ。
内定を得た企業の業種を聞いた(複数回答)ところ、情報・通信業30.0%で最も多く、機械以外の製造業13.5%、機械器具製造業13.0%、小売業12.9%と続いた。
一方、コロナ禍の影響が大きい飲食店・宿泊業は3.9%で、21年卒の同時点の3.1%を少し上回った。
なお調査は、22年卒業予定の大学生・大学院生を対象に6月1、2日の両日に実施。

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