2022年の百貨店の「福袋」は、21年には控えられていた外出タイプやいっそうの高級路線化が目立ちそうだ。
新型コロナウイルスの感染状況が足元で落ち着いていることが背景にあり、世の中の明るさを意識した多彩な商品が販売される見通しとなっている。
そごう・西武は、2022年の正月は親族が集まる機会が多くなると見て、さまざまな食品の福袋を準備している。特に地下食品売り場の商品をセットにした「デパ地下グルメ ごちそうデリバリー福袋」(3900円、3000円)などが人気を集めそうだ。
同社でユニークなのは、コロナ禍の下で少しずつ広がってきた、旅行先で仕事をする「ワーケーション」の福袋だ。「気軽に八ケ岳の自然を満喫! 森林浴しながらワーケーション福袋」(1万1円)と銘打ち、長野県・八ケ岳の自然の中で旅も味わいながら、気持ちよく働いてもらおうという商品で、1室1人で通常1泊1万7000円のデラックスツインの部屋に、6泊7日(朝食6回付)のプランとなっている。3組限定の抽選販売。
高島屋の福袋の目玉は、豪華なテントなどに宿泊し、密を避けながら自然の中で高いサービスも受けられるとしてコロナ禍で注目された「グランピング」の福袋だ。福袋に入っているのは、ゴルフバッグで持ち運びができる高床式空間「ゼロポッド」(総重量約20キロ)。設営すれば、しゃれたテントのような形になり、大人5人がくつろげる。木製テーブルもついており、設営も撤去も約5分でできるという。1セット190万円で3セット限定で抽選販売する。
松屋は22年の福袋のテーマを「希望の懸け橋」と名付け、工夫を凝らした商品を準備している。「念願のリゾートへ! トラベル福袋」(1万6500円)は、国内リゾート観光向けにスーツケースやリュック、アロハシャツなどを詰めたもの。
女性友だちや母娘らがワンピースを身につけ、楽しい時間を過ごしてほしいと願って企画したという。
三越伊勢丹ホールディングスは10月下旬からオンラインで販売をスタートし、取り扱う商品を順次広げている。
松屋「それぞれの希望をつなぐ福袋を展開したい」2021年の正月はコロナの感染が広がり、世の中は自粛ムード一色だった。このため百貨店各社はお客同士が密になるのを避けようと、初売り期間中に店頭で福袋を販売しないケースもあった。
しかし、21年秋以降はコロナ感染が小康状態にあり、22年の年明けはほとんどの店が店頭での販売を再開する計画だ。
「22年は明るい兆しが見え始めることが予想される。それぞれの希望をつなぐ福袋を展開したい」(松屋)と、各社は前向きにとらえ、2年ぶりとなるにぎやかな福袋商戦の復活に向け、期待は高まっている。(ジャーナリスト 済田経夫)

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