豊田, 2024年3月8日 - (JCN Newswire) - 一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、北米最大級のイノベーション推進組織であるMaRS Discovery Districtと、障がいの有無にかかわらず、すべての人が自由に移動できるインクルーシブな社会構築に向けて、イノベーターや起業家を支援するプログラム「Mobility Unlimited Hub」をカナダで開始しました。

この取り組みは、インクルーシブな社会を目指し、多様な人材が集まるイノベーション集積地であるカナダ・トロントで、イノベーターや起業家に対し、マーケティング、資金調達や事業ネットワーク創出等のプログラムを提供します。

プログラムを通じ、商用化を支援し、移動に関わるソリューションの開発と導入を加速することを目的としています。

カナダには、総人口の約21%にあたる800万人が障がいを持つと推定されており、これは 15 歳以上のカナダ人の 27%に相当します(カナダ統計2022より)。また障がいを持つカナダ人のうち72%が、国内でアクセシビリティに関わる何らかの障壁に遭遇し、30%が補装具に対し、十分にニーズが満たされていないと感じています。

このプログラムには、イノベーターや起業家の支援に必要なノウハウを持つ、多くの企業・大学機関などが関わっています。障がい者自身が主体的に関わる「Nothing about us without us」という考え方があり、こうした考え方をこの取り組みの基礎として、当事者の意見に基づきソリューションの開発支援を進めていきます。

<プログラムの参加者募集について> 補装具、リハビリテーションなどに関わる技術やソリューションを持つイノベーター、起業家の方々の参加を募集しております。

プログラムの詳細および参加申請については、http://www.mobilityunlimitedhub.org/ をご参照ください。

MaRS Discovery Districtについて

MaRS Discovery Districtは、カナダのイノベーター、起業家等が気候、健康、経済などの分野で最も困難な問題の解決を支援する北米最大規模の都市イノベーション推進組織であり、1,200 を超えるベンチャー企業に支援を行い、カナダ及び世界各地で新しいソリューションの導入を促進しています。

トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。

TMFは、誰もが自由に移動できるモビリティ社会の実現に向け、幅広いプロジェクトを通じて世界中の移動課題の解決に取り組んでいます。今後も、トヨタグループが事業活動を通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協働を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進めながら、人々が心豊かに暮らせる社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。



URL https://toyotamobilityfoundation.jp/news/release/0108.html

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