「浅倉さんが退所の裏には給料に関する金銭面での問題があったと主張していることについて、文春オンラインの告白記事のなかで所属事務所は《当社に対する名誉毀損であり、法的手段も検討しています》と主張していました。実際には検討どころか、すでに訴訟にむけて動き出しています。
浅倉唯(26)の事務所トラブルがさらなる波紋を呼んでいる。9月16日、文春オンラインが【《本人直撃》「事実でない報道が次々と出てくるのが本当に辛い」浅倉唯(26)が泥沼“退所”騒動の全真相を告白40分「金銭問題、ストーカー被害、半同棲、キャバ嬢、ドタキャン…」】と題する記事を掲載。そこで浅倉が事務所に対して猛反論を繰り広げたが、その結果、ついに訴訟バトルも避けられないほど緊迫した状況になっているというのだ。
発端は8月30日、所属事務所LIBERAがHPで浅倉の契約解除を発表したことだった。
「本人との契約期間終了直前(満了は8月31日)ではありますが、諸般の事情並びにご迷惑をお掛けした関係各所様へのけじめとしまして、契約を解除いたします」との内容で、その後も各メディアで騒動の裏側について伝えられてきた。
「さかのぼること2か月前の6月28日には、所属事務所が公式HPで浅倉さんが悪質なストーカー被害に遭っているとのコメントを発表。《今後も従前のような行為が続くようであれば、刑事告訴を含めた断固たる処置を講じる所存》と警告していました。しかし7月5日には一転してTwitterに《本人からの強い希望で掲載しましたが正式な確認前での公表でした。ストーカー規制法による取り締まりの対象つきまとい行為との認定にはなりえないとの判断となりました》と掲載。さらに《ストーカーと思われる人が複数人いるという確認も取れませんでした。お騒がせした事を改めて謝罪致します》と全面謝罪したのです。
これに対して、浅倉さんは同日に自身のインスタグラムで《私の口から真実をお話します》と反論しました。
そうしたなかで発表された契約解除。各メディアは浅倉が遅刻やドタキャンを繰り返していたことを報じたほか、薄給とされていた給料は直近だと200万円以上だったといった裏側が次々と伝えられ始めた。そんななか、今度は冒頭の反論告白記事が飛び出したのだ。
文春オンラインの記事のなかで、浅倉は40分にわたって胸中を告白したという。
退所の理由については、「金銭面が一番の原因です。昨年の秋頃からお給料が間違った計算で振り込まれることが頻繁にありました。金銭面でのトラブルは私だけでなく他の所属タレントさんもあり、ギャラの支払い日が遅れることもがあったと聞いています」と主張。
仕事のドタキャン報道については否定し、遅刻の常習だったという点についても「仮面ライダーの撮影で2度寝坊してしまいました」と語っている。またキャバクラで働いていたという噂については、「キャバクラではないのですが、どうしてもお金が必要だったときに1週間だけ、社長が経営にかかわるバーのようなお店で働いたことがあります」と告白した。
そして「ストーカー被害は本当にありました」とした上で、「怖くて事務所に相談すると『警察と弁護士に動いてもらう』と言われたので、全てお任せしていました。あとで知ったことですが、警察に被害届だけでなく連絡すらしていなかったそうで、愕然としたんです」と語ったのだった。
これに対して、LIBERAは記事の中で浅倉の主張を否定した。金銭問題については《計算ミスなどで翌日に一部を追加支払いになったことが数回と、一度過払いがあったことは事実ですが、金額自体の問題や、不払い、1営業日を超える遅延の事実はありません》と主張。
またストーカー騒動についても《当社は、浅倉の所属事務所として、何度も警察に連絡しており、求められた資料の提出その他捜査に協力しています》と否定していた。
真っ向から食い違う双方の主張。そんななか、浅倉を知る冒頭の芸能関係者は「浅倉さんの告白には、首をかしげざるを得ない部分がたくさんあります」としてこう続ける。
「彼女はもともと『ナナブンノ二ジュウニ』というアイドルグループで花川芽衣という名前で活動していたのですが、当時から遅刻やドタキャンが多いことで有名でした。2019年にグループをやめた後は、西麻布にある会員制ラウンジで働いていました。“バーのようなお店”ではなく、しっかりと接客をするようなところです。隠れ家的な店舗で、そこでLIBERAの社長にスカウトされたそうです。
しかし、その後もトラブルは絶えませんでした。
2021年9月から『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で悪の女王アギレラ役で出演すると、一躍、大ブレイクを果たした浅倉。だが、そこでも問題が勃発していたという。
「台本に文句を言いだしたこともありましたし、さらにはある俳優を共演NGにしてしまったこともありました。『私を性的な目で見る』と主張していたそうで、仕方がないので2人きりにならないような体制にしてもらうなど、苦労続きだったと聞いています。マネージャーさんはいつ浅倉さんからのドタキャンの連絡が来ても対応できるよう、携帯電話をお腹に置いて寝ていたと聞きました」(別の芸能関係者)
また、金銭問題についても冒頭の芸能関係者はこう語る。
「浅倉さんは金銭面の問題を主張していますが、新人としては異例の好待遇を受けていました。月給は当初25万円でしたが、『お金が足りない』というので30万円に上げていました。さらに脱毛やエステ代も事務所が経費として負担していましたし、写真集などの売り上げは歩合として別途支払っていました。直近では、200万円ほどになっていたと聞いています」
そして、特に真っ向から対立しているのがストーカー騒動に関する証言だ。裁判となればカギを握ることになるであろう、双方の食い違い。
「浅倉さんは事務所が警察に連絡すらしてなかったと主張していますが、そんなことはないはずです。彼女が『部屋のチャイムが頻繁に鳴る』『ストーカーに悩まされている』というので所轄の警察署に被害届を提出に行ったものの、受理してもらえなかったといいます。というのも警察が捜査した結果、チャイムを鳴らしていたのはただのウーバーイーツのスタッフだったそうなんです。警察は『そちらでなんとかしてください』と半分呆れながら言っていたそうです。その場には浅倉さんもいたといいます。彼女はずっとうつむいたまま、それでも『ストーカーはいる』と主張していたそうです」
本誌は一連の事実関係についてLIBERAに事実関係を問い合わせたが、担当者は「指摘されることについて否定はしませんが、詳しくはお答えできません」と回答した。
また浅倉にも一連の事実関係について確認を求めた。だが「内容が随分と誇張されているようです」と答えたものの、具体的な相違点について聞いたところ、締め切りまでに回答はなかった。
泥沼の様相を呈してきた事務所トラブル。果たして、騒動の行方はーー。