「別に興味ないです。なんであの人が、そんなにみんなに注目されてるのかが、まず理解できないです」

こう語ったのは実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(50)。

11月3日、自身が手掛ける配信サービス「ZATSUDAN」のYouTubeチャンネルのなかで、“少年革命家”でYouTuberのゆたぼん(13)について言及した。ゆたぼんは現在、不登校の子供たちに勇気を与えることを目的に、日本一周企画を実施している。

今回の動画で対談相手となった茂木健一郎(60)から、「ゆたぼんとかどうなんですか?」と問われた堀江氏は、冒頭の発言からこう続けた。

「逆になんかその僕、若いだけで注目されてるやつって価値ないと思ってて。あいつ多分若いだけで注目されてるやつじゃないですか。ゆたぼんが例えば今25歳だとしたら、別にバカなやつじゃないですか。

何にもカスリもしないようなやつじゃないですか、正直。

僕はだから基本的にこの人がどういう人物なのかっていうのを、考えているんですね、いつも。だから若いだけで注目されてるやつっていうのは、分かるんです。浅いなーとか、アホだなーとか。なので僕はあんまりすごい全然、全然こう注目しないというか」

このようにゆたぼんについての所感を述べた堀江氏。ゆたぼんの未来については「消えていきますよ、だから。

めちゃくちゃ若いっていう付加価値だけで生きてる人って。今まで何人もそういうヤツを見てきたんで」と一刀両断した。

■堀江氏を絶賛してきたゆたぼんと中村氏

堀江氏から“価値ない”“何にもカスリもしないやつ”と烙印を押されてしまったゆたぼん。自身に批判的な人を“アンチ”と呼び、SNSなどで《アンチはウンチ》などと発言してきた。堀江氏も“アンチ認定”するかと思いきや、実は親子そろってリスペクトしていたのだ。

今年2月に《後先考えずに夢中になること、そのものが素晴らしいことであると考えなきゃ》という堀江氏のツイートを引用した上で、《ほんまにホリエモンの言う通りや!》なとど絶賛。

また、今年7月には堀江氏が主宰するサポート校「ゼロ高等学院(ゼロ高)」の生徒と対談する動画を公開。8月には堀江氏が手掛ける「堀江家ラーメン」を訪れるなど、どこか特別な思いを抱いているようだ。

ゆたぼんの実父である中村幸也氏も同様だ。

これまで中村氏は、自身のブログで堀江氏について何度も言及。《昨日のコラムでも紹介したが、僕は以前からホリエモンこと堀江貴文さんの本をよく読んでいる。》と語り、愛読者であることを明かしている。

堀江氏の著書『バカは最強の法則』(小学館)を読んだ際には、《この本を読んで僕もまだまだ「バカが突き抜け切れていない」と思った。もっとリスクを恐れずに自分の足で行動し、三振を恐れないバカになろう。そして邪魔なプライドは全部捨てて、やりたい事を好きなようにやっていく!そういう「バカ」で僕はありたい(^O^)》など感化されたことを報告。

さらに、重松清氏の『とんび』を読んだ理由についても《この本は以前ホリエモン(堀江貴文さん)が獄中で読み感動したと言っていた時から気になっていた本です。》と語っており、堀江氏からは多大な影響を受けていたようだ。

そのほか、自身のTwitter上でも《キンコン西野さんやホリエモンのように信用ある人のもとにはそんな感じでお金を払ってでも経験したいという人が集まってきてますね。

信用貯金がある人は強い!》と、堀江氏を“信用のある人”と評していた。

これまで、“アンチ”に猛反論を続けてきたゆたぼん親子。11月4日20時現在、二人から堀江氏の発言についての反応はない。親子そろって信頼を寄せていた堀江氏からの辛辣なコメントに、彼らは何を思うのだろうかーー。