3月27日、お笑いコンビナイツの塙宣之が自身のXを更新。46歳の誕生日を迎えたこの日、《お祝いメッセージありがとうございます!今日からYouTube以外のSNSはやめます》と宣言した。

塙は突然の“脱SNS”の理由に関して、《おじさんになってもスマホばっかり見ているのが嫌で。人生の後半戦は読書などを頑張ります》と説明。今後、Xのアカウントは《自由時間のアカウントになります》とした。YouTubeチャンネル「ナイツ塙会長の自由時間」は継続する方針だという。

「塙さんは昨年6月に漫才協会の7代目に就任しています。また、先日上映がスタートした映画『漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~』では映画の監督に初挑戦。漫才協会に所属する芸人の悲喜こもごもに迫るドキュメンタリーですが、塙さんの漫才への思いが込められています。映画を製作する過程でも、ネットのない環境でネタを作っていた原点に回帰する思いもあったのではないでしょうか」(芸能関係者)

また、今回の卒業宣言の背景には、“SNS疲れ”も影響しているようだ。塙は、3月10日放送の「僕らの時代」(フジテレビ系)に出演し、錦鯉・渡辺隆(45)、モグライダー・芝大輔(40)と鼎談。その中で、“SNSとの付き合い方”に話が及んだ際、次のように語っている。

「(テレビ局の)広報部みたいな人も、全力で仕事をやらなきゃいけないから、SNSをすごいやるじゃん。刑事ドラマに出たときも、広報部の人がやる気のある人で、(TikTokの撮影のため)何回も“ハートポーズ”をさせられて。

なんでおれこんなことやらなくちゃいけないんだろうって……」

塙が出演するドラマと言えば、内藤剛志(68)が主演を務める『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)。新境地を開拓した作品のなかでも、思わぬ苦労があったようだ。

脱SNSにあたり、Xだけでなく、自身のブログ「のぶたんの『ヤホー』で調べました」も終了することに。

最後のブログの投稿は、《最後の漫才がオドーア退団という悔やんでも悔やみ切れないネタでしたが、ふと思ったからしょうがないですね。今までずっと読んで頂いたファンの方々、本当にありがとうございました。引き続き寄席、ラジオ、テレビ、YouTube、独演会でのナイツをお楽しみください》と結んでいる。前日の投稿では、プロ野球巨人軍の助っ人・オドーア選手の電撃対談をいじっていた。

脱SNSでナイツがみせるこれからのお笑いに注目だ。

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